"武藤孝太郎" サ終
※この記事を読んで気分を悪くする可能性がございますが、一切責任は負いません。
↑前回の記事
(これに目を通すと事の深刻さがうかがえます。)
何から書けばいいんだろう?
とりあえず何があったか。
まあそういうこと。
それなりに走りやすいコンディションだったのに33分を切れなかった。
ラップにも表れてるように後半垂れた。
なぜか?
あれほど嫌った単独走状態に突入してしまったのが大きいと思う。だけどつくべきちょうどいい選手がいなかったのも事実。気がついたら先頭集団から離れてた。どうすりゃよかったんだろう。もう少し先頭集団に食らいついてたほうがよかったんだろうか。それとも最初、後ろスタートからの方がよかったのか…、いや、もうそういう問題じゃない。単純に実力不足か。
まあ別に10000m自体は初めてでどんくらいで走れるかなんて自分でもわからなかったから、33分切れなかったこと自体は
「あ、そういうもんなんだ」
ってかんじで流せるのかもしれなかった。
だけど、これがあまりにも絶望的すぎるものだと俺に突きつける一つの現実が存在する。
正直先輩に勝てないのはわかってた。だが、円堂守だった人…つまりは遠藤皓大は俺の同期であるが、俺よりも50秒近く早くゴールした。
何が起きたかわからなかった。
彼はあっという間に俺を抜き去り、先頭集団についたまま走り続けた。「絶対に越えられない壁」かと思われていたその壁をぶち破るべく、先輩達とほぼ互角のレースを繰り広げた。
え?
いつからそんなに差がついた?
予選会TTの5000mのときは逆に俺が50秒以上の差で早かったのに、たかが3か月で…
わからない。
俺と彼では何が違うのか?
いやまあ確かに俺は8月まともに走れなかったりはしたし、だけど、それでもここまでの差がつくって…
正直絶対勝つつもりだった、というか絶対勝たなきゃいけないと思ってた。
俺は同期で1位になって16人に入るって想定でやっていくつもりだった。対して遠藤皓大は先輩も含めて1位を狙っていた。そして実際にそれにもう少しのところまできていた。初めから負けていたのかもしれない。
「負けるわけないじゃないですかぁぁあ!」
これは前回の記事での俺の発言であるのは認めざるをえない。しかし、むしろ哀れな幻想を抱いていたのは俺の方だった。
いや、そもそも、
『"円堂守だった人 サ終"』
ってタイトルなんだが、
別に何もサ終していないのに…
もしかすると俺は翌日(つまり今回)の投稿で
この『"武藤孝太郎" サ終 』
ってタイトルで記事を書くことになることを心の底ではわかっていたのかもしれない。
本当にどうしたらいいのか?
これから…いや知らん。
もう嫌だ、走りたくない。
別に走るのが嫌いになったわけじゃない。
ただただ怖い、先輩達が圧倒的に速いのはもとより、同期にまで追い抜かれる恐怖、正直俺って一向に速くならないんじゃないかって思っちまう…
完全にチームのインフレについていけてない感が否めない。
"錦城出身のランナーとして全日本に出る"
って今の俺の実力からは到底不可能かと思われていた夢…
それをやり遂げてこそが真・主人公の逆襲だって気取っていた俺は一体何者なのだろうか…
いやぁ、改めて俺の書いた文章を見るとホントキモいなぁ。
まあいいや、一回頭冷やすか…
ちなみに今回は俺の中で絶望的だったレースランキング第二位にランクインいたしました。
一位は以下参照↓
ご視聴ありがとうございました。