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【誰も教えてくれない】賃貸物件選びで本当に重要なポイント9選

早いもので一人暮らし歴ももうすぐ10年。僕自身引っ越しも何度か経験してきたし、これまで知り合いたちと今住んでいる部屋や引っ越しの失敗談についてもたくさん話をしてきた。
そこで今日の記事では、他の人がブログやYouTubeであまり語っていないけど実はめちゃくちゃ重要だと思っている賃貸物件選びのポイントを9つ紹介する。

このnoteでは効率的な部屋作りの考え方について発信している。そんな中大変申し訳ないけど…正直快適な生活ができるかどうかは物件で6~7割は決まってしまうのではないだろうか。例えば、下記のような要素は後付けのインテリアではなく物件でほぼ決まるものである。

これを読んでくれている皆さんには、次回以降の賃貸選びでぜひ参考にしていただきたい。
逆に、巷では大事大事と言われているけどぶっちゃけそこまで大事ではないと思っているポイントも3つくらいあるので紹介する。

1. 築浅

僕は他のどんな条件よりもまず先に築年数を見る。比較的新しく建てられた物件であるという事実は、生活の隅々にまで好影響をもたらす。

基本的に、モノの製造技術は企業努力によって年を重ねるごとにどんどん進化している。iPhoneを考えてみればわかるけど、5年も経てば全くといっていいほどの別物が販売されている。
なのに、なぜか物件選びになると5年くらいまでの築年数は軽視する人が大量発生する。恋人との年齢差が5歳あったら気にするくせに!恋人より一緒に長時間を過ごすかもしれない賃貸物件の年齢についても、もう少しシビアに考えてみてはどうだろうか。
例えば、築浅であるというメリットはどのような場面で効いてくるのか?下記に僕の体験談を紹介する。

断熱材や複層ガラス(ペアガラス)の標準採用

例えば、断熱材や窓ガラスに最新の標準モデルがインストールされている可能性が高い。夏は冷房がよく効き、冬は暖房がよく効く。これは快適なだけでなく省エネでもある。僕は築年数30年のところから3年のところに引っ越したとき、窓ガラスの性能差に一番感動した。
さらに、ペアガラスになっていると結露したり曇ったりすることがほぼ全くない。冬に加湿器をガンガンにかけていても!

画像:https://www.asahiglassplaza.net/products/pairglass/

水回りの汚れにくい設計

築浅物件では、キッチンやバスルームの素材が汚れにくいものになっている可能性が高い。掃除がしやすいフラットなデザインになっていたり、カビの発生を抑える加工がされていたりする。
めちゃくちゃ地味な話だけど、僕が築浅に引っ越して感動したことの一つに、バスタブの栓を外に出したときに栓が床につかなかったことがある。昔住んでいた家では栓が床についてしまっていて、気がつけばすぐドロドロになっていた。

画像:https://kagawa-mizu-sapo.com/column/7628

その他にも、
・コンセントの数や配置が最適化されている可能性が高い
・安全性能(耐震性、火災報知器、防犯カメラ)が優れている可能性が高い
・メンテナンス頻度が少なくすみやすい

などが利点としてある。(僕が築古に住んでいたときは、しょっちゅうエアコンの修理を大家さんに依頼していた…)

2. 窓が2つある

窓は絶対に2つ欲しい。いくら換気扇が付いているとはいっても、窓1つではかなり空気がこもってしまう。
そして、時間によって風向きも変わる。1つの窓だけでは、開けていてもほとんど新鮮な空気が入ってこない時間帯もある。

部屋選びは目に見える部分を重視しがちだが、僕は空気の循環や断熱性など、"空気の質"に一番と言っていいほどこだわっている。

3. 部屋の長辺側に窓がある

窓が短辺側にあるか長辺側にあるかで、部屋に入り込む自然光量がまるで違う。やっぱり自然光がまんべんなく入り込んでいる部屋は開放感や落ち着きがあるし、逆に人工的な照明に頼りすぎている部屋は閉塞感がある。

また、窓が長辺側にある間取りはインテリア観点でもかなり有利である。
対象物に自然光が当たっている状態を90度の角度から眺めることができると、おしゃれに感じやすいらしい。

※詳しく知りたい方は、以下の動画を見るのがおすすめ。

4. フローリングの色や素材が好みである

床は、部屋にいるときの視界面積の多くを占める。床(フローリング)の色やデザインが自分好みかどうかで気分が変わるし、部屋に似合うインテリアの系統も大きく変わる。

例えば明るい色の床はナチュラル系統や北欧系統のインテリアとの相性が良く、暗い色の床はシックで高級感のあるインテリアとの相性が良い。あなたはどっちが好みだろうか。

フロアタイルなどを使って無理やり自分好みに変える方法もあるけど、1Rならまだしも1Kのキッチンエリアまで貼りめぐらすのはかなり大変だしコストもかかるのでおすすめしない。

しかも、壁やトイレ、洗面台、クローゼットなど部屋の各所は基本的に床の雰囲気と相性の良いデザインで統一されているので、床だけ変えればいいという話でもない。だから、できれば最初から好みに合う床の物件を見つけたい。

5. ドラム式洗濯機を置けるスペースがある

「おれンチ、洗面所のスペース狭くてドラム式洗濯機は置けないんだよね〜」
じゃあないんだよ。考える順番が違う。
まず、ドラム式洗濯機が住める物件なのかどうかで探す。そして、ドラム式洗濯機が住めることがわかって初めて、私たち人間が一緒に住まわせていただく。
現代の物件選びでは完全に、ドラム式洗濯機>人間という考え方をしていたほうがいい。

まず自分の持っているor買いたいと思っているドラム式洗濯機のサイズを調べよう。

画像:https://panasonic.jp/wash/products/na-lx113c.html

例えば上記のパナのモデルなら、今の標準的な64cm×64cmの防水パンがあれば基本的に設置できる。少し古い物件だと防水パンがこれより小さいので置けない。この点でも1.で説明した"築浅"という条件が効いてくる。

そもそも、物件選びの時にこの「ドラム式洗濯機を置けるかどうか」という視点さえ持っていれば、借りる前に不動産会社の人に確認することができる。

※このあたりまでは、僕がマスト中のマストで考えている部分。
次以降からの条件は、揃えていくとどうしても家賃が上がってしまう。
給与水準と立地との兼ね合いで考えていく必要がある。

6. キッチンのまな板スペースが最低限確保されている

コンロとシンクの間のスペース。都心の賃貸だと、このスペースがほぼ0である物件も珍しくない。
でもここのスペースがないと、流石に料理する気にならない。健康を気にするなら、最低限下の写真(今の僕の家)くらいはスペースが欲しいところ。

右に立てかけている小さいまな板で料理しています

7. 風呂自動

忙しい日々の社会人生活で取り入れてよかった習慣第一位が、長時間の入浴。長風呂するようになってから夜の寝つきが良くなったし、肌もツルツルになった。あと、スマホデトックスにもなる。入浴中に副業のアイデアが湧いてくることが多い。

そんな入浴習慣を身につけるには、風呂自動は欠かせない。風呂自動がないと、浴槽にお湯を溜めること自体が面倒くさくなってシャワーで済ませてしまいがち。

8. 独立洗面台

独立洗面台がないと、独立洗面台でやるべきことをキッチンでしてしまうようになり、衛生的ではない。
独立洗面台がない物件に住んでいたときはかなりストレスが大きかった。

9. トイレがウォッシュレット付き

これももう流石にないとストレスに耐えられない。

意外とどうでもよかったこと3選

1. 木造建築

やたらと木造建築を嫌う鉄筋コンクリート信者がいるけど、僕は木造建築でもまったく問題なく生活できている。
実は今住んでいる物件も木造だけど、騒音に悩んだことはほとんどない。

木造かコンクリートかよりも、そもそも騒音問題を起こすような民度の低い連中が周りに住んでいないかどうかのほうが重要である。

民度は家賃や立地と強い相関がある。あまり安すぎるところには住まないようにしよう。そして、大学生の多いような場所ではなくファミリー層が多く住むような落ち着いた場所を選ぶのがおすすめ。

2. 駅遠

これはあなたの仕事や生活によって変わってくるのでまったく一般化はできないが、僕は今在宅勤務ができていることもあり、駅遠でもまったく問題なかった。(ちなみに駅まで徒歩17分くらい)

むしろ駅遠を選択しているからこそ、上で見てきたような条件を家賃を抑えつつ満たすことができている。

駅までは自転車で行っているのでそこまで時間はかからない。
次引っ越すなら、駅遠かつバスが通っている場所とかも面白そうと思っている。

3. 宅配ボックスなし

確かにあれば便利なんだろうけど、最近は注文する時に備考欄に結構何でも書けてしまうので特に困っていない。
僕のケースだと、少しの間だけ不在にしているときは「物件の看板裏に隠しておいてください」と書いたオプションを、長期間不在にしているときは「◯番と書かれた青色の自転車のカゴに入れておいてください」と書いたオプションを用意している。

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