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部屋作りは会社経営?部屋を綺麗に保つために必要な経営者視点とは
「自分が部屋を設計するときに考えていることを、何とか一言でうまく言い表せないだろうか…」と考えていたら、ふと、部屋作りは"会社経営"にすごく似てるんじゃないかと思った。(会社経営したことないけど)
汚部屋に苦しんでいる読者のみなさんも、この思考を身につければ絶対に部屋が綺麗になっていく!と思ったので紹介してみる。
モノの持っている隠れた"人件費"を理解する
例えば、あなたが本棚に何かのフィギュアをたくさん置いているとする。趣味を否定するつもりはまったくない。でも、そのフィギュア一つ一つにも隠れた"人件費"がかかっているということを理解しておくべきである。
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例えば、時間が経つにつれてそのフィギュアたちはホコリを被っていく。たまには掃除をしてやらないといけない。この瞬間、あなたは自分の貴重な時間や労力をそのフィギュアたちに吸い取られていることになる。
また、今の家を引っ越すときには、あなたは自分の時給を使ってそのフィギュアたちを全部段ボール箱に詰め込んでやらないといけない。
こうやって、モノはただ部屋に存在しているだけでも"人件費"を時間や労力という形であなたに請求してくる。
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この前提となる考え方のもと、今一度自分の部屋を見渡してみる。
"非効率人材"は自分の遠くに配置する
リビングに堂々と置いてあるけど実際あまり生活に役立っていないモノ(=非効率人材)は、思い切ってクローゼットの奥のほうにしまってみよう。
クローゼットの奥のほうにしまっておけば、あなたの時間や労力をそこまで奪いにこない。会社経営と一緒で、経営者であるあなたの近くにいる人材ほど給料が高く、遠くにいる人材ほど給料が低い。
僕の最近の例で言うと、今までプロジェクターをオシャレにラックの上に置いていたが、滅多に起動しないのでクローゼットの中に移動させておいた。
以前付き合っていた彼女からもらったお香立ても、滅多にお香を焚かなくなったのでクローゼットへ左遷。
ラックの上がスッキリして、掃除が非常にしやすくなった。
あ、もちろん、左遷の究極系は"解雇"(=廃棄)である。
"有能人材"は自分の側近に配置する
逆に、頻繁に使っているものは無理に収納したりせず、思い切ってリビングに直置きしてしまえばいい。
例えば、僕はコーヒーを飲んだりレトルト食品を調理するためによくお湯を沸かすので、電気ケトルをラックの一番手に取りやすい位置に置いている。
細かいモノでいうと、amazonで届いた商品を開封する時にダンボールカッターをよく使うので、デスク裏にマグネットでくっつけたりもしている。服のタグを切る時などにも便利。
クイックルワイパーも、リビングの角に直置きしている。
たまに暮らし系インフルエンサーが"生活感は隠そう"とか言ってやたらと掃除道具を見えない場所にしまいたがるが、僕のようなB型がそれをやるとただシンプルに掃除の頻度が減るだけである。経営者からすれば、頻繁にオフィスに呼び出したいような社員ほどなるべく交通費のかからないところに住んでもらいたい。
掃除道具は皆、あなたの会社の重役たちである。側近としてすぐ呼び出せるポジションに配置しよう。
意図的な人材配置で暮らしをコントロールする
会社の経営戦略をガラっと変えるときには、人材配置もガラッと変える必要がある。あなたの会社が引越し業からIT業にシフトするなら、トラック運転手を解雇してプログラマーを雇わないといけない。
これと同じで、あなたが何か今の暮らしを変えたいと思っているなら、部屋にあるモノの配置を変えてみるのも面白い。
例えば、僕はゲームが好きで以前はデスクの上にコントローラーがずっと置いてあった。休日の朝、起きて椅子に座ると目の前にコントローラーがあるので、自然とゲームを始めてしまう。
そこで、コントローラーをあえて取り出しにくい引き出しの奥にしまってみた。そうするとゲームを起動させるまでのハードルが上がり、少しは頻度を減らすことに成功した。
コントローラーの代わりに、ずっと勉強したいと思いつつ手をつけられていなかった資格の参考書をデスクに置いてみる。もちろん、ペンとノートも。
もしかしたら、ある休日の朝、あなたは気づけば資格勉強を始めている…かもしれない。
ちなみに、これと同じ理由で、僕は電子書籍じゃなくて紙の本をできるだけ買うようにしている。紙の本は電子書籍と違い、物理でその場に存在している。手に取りやすい場所に本棚を設置しておくことで読書習慣が身につきやすくなる。
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今からできるアクションプラン
自分の部屋にあるモノを見渡してみて、自分との距離が近いモノほど頻繁に使うモノになっているかどうか確かめてみるのが良い。
全然使わないのに近くに置いてあるような窓際社員や、毎日使うのにクローゼットの中に置いてあるようなエリート社員には配置転換が必要かもしれない。
さあ、人事改革だっ!