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『ワーママ』という言葉から見える現代の夫婦の働き方

共働き家庭の実態:40年で激変した日本の家族像

正規・非正規雇用にかかわらず夫婦ともに働いている世帯は現代ではごく普通なことですよね。私が子供のころの1980年台(約40年前)は、専業主婦世帯は1,114万世帯と6割強。2022年のデータですが、今は40年前の正反対で3割を下回る水準。


色々な背景が見られると思われるが、長く続いたデフレが原因で物価は安いが給与も低いまま。大黒柱1本では生活が成り立たない世帯が増えたのであろう。例に漏れず我が家も1人の稼ぎでは到底暮らせない程度の収入である。

『ワーパパ』の視点:家事・育児を担う父親の増加

上記のことから夫婦働きは一般的であるのに「ワーママ」「ワーパパ」という言葉が存在します。

ワーママ→「子育てするママが仕事もしてる」
ワーパパ→「働くパパが子育てもしてる」という意味。
どちらも同じ意味ですよね。仕事+家庭+子育て

しかし、ここからは自論ですが、働きながら家のことしたり子育てしたりするのって当たり前ではないでしょうか?
多様性(ダイバーシティ)の時代と言われる現代は、色んな家庭があって当然。
なのでこの言葉はどうしてもしっくりきません。

理想の家庭づくり:役割分担と相互理解の重要性

しっくりこない言葉を使わせてもらいますが、
パパである私が「仕事+家庭(+子育て)」を行っています。
奥さんは毎日疲れて帰ってくるので、家事についてはあまりできません。
不幸にも?私は給与も安くさほど疲れるような仕事でもなく多くの場合は18時までには帰って来れます。

しかし、世間一般の家庭はパパさんが遅くまで働いている代わりに奥さんが仕事を早く切り上げて家事を担っている。
(独断と偏見ですが)ニュース番組などでよく聞く話ですが、多くのパパは家事や掃除、子供たちの面倒(食事や学校のこと)にはあまり携わらないような感じですよね。

昭和生まれの私も実際、父が働き、母は専業主婦という構図でした。父は全く家のことはしない。座っていれば母が全てのことをする。生まれた時から見てるので、「これが普通」って思ってました。
もちろん家事は分担しているという家庭もありますが、負担率は半分ずつとはいかないでしょう。

なぜなら代表的な家事(洗濯、掃除、料理など)はメインの事柄であり、細かな ”名もなき家事” というのが非常に厄介なものです。例えば、子供の学校からのお知らせの確認、ゴミ出しのスケジュール管理、家族の誕生日や記念日の準備などが含まれます。これらは一つ一つは小さな作業ですが、積み重なると大きな負担になります。地味に時間もかかりますし、少々手間なことも多い。仕事から帰ってきてそれらをこなすのは大変なものです。


良好な家庭作りとは。

「働き方改革」「コロナ禍」を経て、ようやく今までのように行動制限もなく色々なところへ行った自由に出来るようになりました。
家庭内でも変化を求めても良いと思ってます。
何より「得意なこと」「ストレスが少ないこと」を率先して行う。辛い・しんどい時は正直に話す。
時間も体力も有限なので全てを相手に任せるの違和感があります。
夫婦・家族とは言え、加減が必要。出来ることは自分でする。互いの得意分野を活かし、コミュニケーションを大切にすることで、より良好な家庭環境を作ることができるでしょう。夫婦は元々他人。育ってきた家庭環境も違うし価値観も違う。多様性を認め合い、お互い尊敬しあって幸せに生活しましょう。


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