麻布台ヒルズ

これもひとつの視点ですが、どうかなあ…
非現実的なほど予算を投じた街づくりと、市民生活の土台をじわじわと侵食する再開発は、違うもののように見えて、上でタクトを振っている側のビジョンでは繋がっているのだと個人的には思ってます。町とか村には文化や歴史によって悲喜交々な要素が醸成した土壌があり、そこに適応した在来種の植物のように建物が建ち、その集合体としてのコミュニティが様々に存在しています。

外部の変化に適応せず残ってきたものをガラパゴスと呼びますが、「取り残された」と評する風潮を安易に信じる気にはなりません。

そのままがいい、それでも変化しつつ残ってきているのです。生きることの本質とは何なのか。

それをガラパゴスと呼ぶのか、ユートピアと呼ぶのか。それはどっちだっていい(そう呼ぶ時点で価値観は断絶していてわかり合っていないことになるので)。

何を思い描いて行動するかでこの先の未来はますます深まるのでしょう。どちらも正しいのでしょうから、価値観の違いと認識して他者を否定せず自分の視点を掘り下げることが本当に大切なのでしょう。




◆麻布台ヒルズ開業!富裕層すら買えない「超高額マンション」にイラっとする人が見落としている視点【鈴木貴博】

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