明けましておめでとうございます!
明けましておめでとうございます。本日立春です。昨夜入りそびれたお風呂に朝から浸かってると、ああほんまやなあと感じました。なんとなく、立春の日は空気が緩む。「ひらく」という実感があってお腹の辺りが冬の寒さできゅうっと縮こまっていたのがほわっとゆるむ気がします。
まあ、不思議なもので立春以降はまた冷え込んだりして、雪が降るのも東京ではこの時期だったりします。
ただ、立春を境に春の気配が起きる。行きつ戻りつしながら気がつくと桜の蕾が膨らんでくる。そんな気がします。
新年明けましてと言ったりします。それは今では西暦の1/1のことですが、日本で暦の改暦が行われるまではそれは旧正月でした。アジアの過半数の国では今でも旧正月です。その旧正月と密接なのが立春です。
暦とは紀元を辿ると自然の推移のことです。新年を春の気配の起きる時期にしたのは、昔の人の自然な捉え方だったように個人的に感じられます。
自然はダイナミック。それは良かれ悪しかれ、西暦1/1に起きた能登半島地震でそのことを再認識しました。
自然に生かされ、そして時には傷付きながら、それでも私たちは自然に寄り添う方がたぶん生物として生き生きと暮らせるのでしょう。
人間社会の理と自然の摂理では、どうしても人間社会の方が優先されてしまう世界に私などは生きています。それはそれとして合理的な部分もあります。
そのいっぽうで、自然のダイナミックな側面を生命体として享受できるような方法、意識の向け方などを模索しています。
写真は竹ざるを柿渋で二度塗りしました。柿渋は「太陽染め」と言われるほど、太陽の紫外線で発色する染料です。塗料としても使えるので、梅やよもぎなんかを干す際にザルを紫外線による劣化から守るために柿渋で塗装してみました。なかなか塗るのが大変だったのは、もっと良い方法があります。これ大変過ぎるなあとネットで調べたら見つけました笑
明けましておめでとうございます。
いよいよ今年が始まりました。
#元旦
#2024年の抱負
#西荻窪
#柿渋