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藍染めは不可逆か。
おはようございます。藍の染まりが弱まってきたのでインド藍を継ぎ足してから四日経過。途中で発酵を促すために玄米酒粕と蜂蜜を入れたりもしました。写真で浮いてきているのは玄米です。このまま待っても発酵から還元という流れは起きる可能性はあります。ただ手応えがなさすぎる…
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想定しているのと現状がかなり異なっている。そういう時は気付きの機会です。憶測ではあるのですがそこには根本的な勘違いがあるかも知れません。
還元からの無還元。この唐突な変化には、還元と染料はワンセットで行われているのではないかという仮説が浮かびました。これまでは染め液の中で還元菌を養い、そこに染料を入れることでインジゴは還元状態になる。その染め液で染まりが弱まっても液中に還元菌がいれば染料さえ足せばすぐにまた還元して染めることができる。そう考えていました。
染料は還元酵素によって還元化される。そしていちど還元状態になるとその環境下では再還元は行われない。もし再度還元が起きるとしてもそれは一からやり直すのと同じくらいの時間がかかる。
藍染めの発酵を「糠漬け」のようなイメージをしていて、いちどぬか床が完成すればぬかを足して半永久的に継ぎ足して漬け続けることができるのと同じイメージをしていたのだが違うのかも知れない。
本藍染めの方で何年も同じ染め液を使う方もたまにおられるが、多くの方は毎年やり直している。1シーズンの分を仕込んでそれが建ち、そして弱まるとシーズンは終了。
藍染めとはそういうものかも知れない。
であれば、植物由来であろう還元菌を藍の他からも入れてみる試みとして、凍頂烏龍茶の茶葉を入れてみようと目論んでいたが、還元が不可逆ならこの段階で入れるのはむしろ良くないということになる。藍染めの仕組みを理解してない段階であれこれ右往左往すると何か起きてもその理由が分からないことにもなりかねない。冒険的なことは今はやめておくべきだろう…
以上、ちょっと気の早い判断だとは思うけど、何となく気づいたことを記録しておきます。
#藍染め
#藍染めは不可逆
#藍ノミチヅレ