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安く、最適なカメラの保管方法 防湿庫やカメラボックスいらず
結論として、何万円もするカメラ用の防湿庫や、カメラメーカーからでているカメラボックスはいらない。
カメラのコレクションを眺めたり、カメラ備品マニアであるなら話は別だが、以下の方法で安く、簡単に便利に、そして安全に保管できる。
そもそもなぜ、カメラを部屋などにそのまま置いて保管してはだめなのか。
✘ カメラやレンズは湿気を嫌う。保管に適している湿度は40〜50%。湿度がこれ以上になるとカビが生える…!かといって、毎日日が当たるようなところでの保管も劣化の原因
✘ レンズやボディの隙間にホコリが入り込む
この問題を解決できれば良いわけであり、後は 普段の使い方やスペースの状況等を加味して選択していけばいい。
私の普段のカメラの使用状況は以下のとおり
◯カメラひとつ(α7c2) でかめレンズふたつ(TAMRON50-400mm、sigma 20mm F1.4 DG DN )
◯星や月など夜の写真メイン 雪山に2日3日持ち込むことあり
◯部屋のスペースとして、あまりかさばるものは置きたくない
雪山に持っていく場合、正直かなり過酷な状況をカメラに強いてしまう。湿度はかなり高いし、八ヶ岳の冬は−20度なんて環境もありうる。
となると、やはりその状況でもカメラへのケアは必要であり、この持ち運びを最優先に考えてみた。
できるだけ軽く、防湿ができ、バックパックに入るようにソフトなケースであること。ふたつのでかいレンズを持っていくことはないので、レンズとカメラ1つずつはいればok
私が選んだのはこのハクバからでている商品。
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これで3000円程度。
評価も高く購入したが、軽さも210グラムと実際にいれてみても許容範囲。山用のスタックサックよりもやや堅牢で、湿度もしっかり保てていた。
このやり方で家でもそのまま保管できればよかったが、私にはレンズがもう一つあるため、
やはり、別に保管方法が必要だ。
そこで試行錯誤してつくったのが100均のダイソーで買った
300円のボックス
湿度計
吊り下げ除湿剤(500mL、炭入)
そして、カメラやレンズを買った際についてきた、
緩衝材
これらを
活用した自家製ボックスだ。
肝心な湿度は
雨の日80%の室内の条件下においても
20%と花マル大合格。
ちなみに、ダイソーには除湿剤はいろんな種類が売っているが、
大容量なものをおすすめする。
小さいタンスにいれる用のやつもあるが、そのぶん除湿効果は限定的なので、
ケースに入る中でできるだけ大きいものを入れておくべきだ。
ちなみに私はこちらを使用している。
吊り下げ除湿剤(500mL、炭入)
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作成方法は至って簡単で、
1 湿度計をボックスにテープ等で貼り付ける(外から湿度を確認できるように)
2 カメラ、レンズを入れる
3 緩衝材をしきつめる
4 除湿剤をおく
という流れだ。
ちなみに4の除湿剤を上に置かずに、カメラやレンズの下に敷くやり方もやってみたが、上においたほうが湿度がかなり落ちた。(30%もかわった!)
おそらくカメラやレンズに接着してしまう部分が機能しなくなるため、接地面が少なくなる配置のほうが、良いのであろう。
あと緩衝材はいれるべきだ。
ボックスにいれることで、持ち運ぶ機会が増えるからだ。
ボックスと器材が当たるダメージを少しでも軽減したほうが安全だし、何より、タダだ。
ぜひ試してみてほしい。