私のカフェの卒業と入学
若い頃はカフェの案内本を片手に、休みの日には1軒1軒訪ねた。また、いつものカフェでいつもの紅茶や珈琲をすすった。また、フルーツとホイップクリームがふんだんに載ってるスポンジケーキをカフェで食べた。
私の部屋のお家カフェよりも、出かけて行ってゆっくり過ごすことが重要だった。
忙しく、毎日疲れていた。時間なくあくせくしていた。
だからカフェでゆっくり過ごすことは定期的に必要だった。
今は出かけて行ってゆっくり過ごすことはあまり重要では無くなった。
カフェの私のニーズが変化したのだ。
どこか熱心にカフェに出かけて行くよりも、お家で丁寧に淹れた珈琲を味わう時間が増えた。
今は忙しくなく、疲れも無いので、自分で準備して片付けるのも苦では無い。
まだいただいたことのない世界のケーキが山程あって、出会ったことのない珈琲にも出会ってみたい。
どこかに出かけるのも嫌になったわけではないけれど、これからの私のカフェは、圧倒的にお家カフェだろう。
好きな音楽、好きなケーキ、好きな珈琲や紅茶。
私は若い頃はやってもらうことが至極好きだった。
今は自分で動くのが平気になった。
昔よりも今の方が自分を動かすのが楽になった。
美味しいを味わう。
私のカフェ好きはこれからも続く。
カフェは私に取って永遠の楽園である。
まさか自分がお家が楽園になるなんて思う日が来るとは思わ無かったけれどとても喜ばしいことである。
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