告白

ⅯMさんに電話をかけた。
 私の思いを綴った文を読み上げた。
 全て読み終わってからⅯさんの気持を再度尋ねた。

 「君の相手は俺じゃないよ。最初は上手く行くかもしれないけれど、すぐに喧嘩してしまって別れてしまうと思うよ。」

 彼に迷いは無かった。

 この時素直に汲み取ったなら、

 長い間、そのことが悔みだった。

 私は自分の気持ちを抑えきれなかった。

 彼とは結婚する。彼は私が好きなのだ。

 結論を出しているMⅯさんに向って強引な態度に出た。

 「私に今までしてきたのはなんだったのですか。」

 彼は何もしていない。私は片思いだったのだ。
 「馬鹿にしてるの?」

 「好きな子がいるから付き合えない。」
 「Kさんでしょ。」

 独身寮におしかけた。寮生の一人が心配して家の近くまで
送ってくれたこともあった。

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