Kawaii Future Bassの作り方 (1/4)
Kawaii Future Bassの作り方を解説している動画がいくつかあったので、その内特に参考になった3つの動画を紹介しつつ、最後にレシピをまとめた投稿をしたいと思う。
1つ目はさっきー様の『Kawaii Future Bassの作り方を解説!【デモ曲付き】』。リンクは巻末に記載したので、興味のある方はぜひ実際の動画も合わせて見てみてほしい。非常にわかりやすい解説の優れたチュートリアル動画だ。
Kawaii Future Bassというジャンルについて
元々はFuture Bassというダンスミュージックの1ジャンルのサブジャンルとして発達したが、その後独自の広がりを見せ「かわいい音」を使ったダンスミュージックの総称のような扱いとなっている。
作り方の解説
Kawaii Future Bassを作るときのポイントは以下の4点だ。
1. おしゃれなコード
・7thコードの使用、テンションノートの使用
・(マイナー)コードの半音下降進行が頻発(1.5拍進行あり)
2. 太いベース
・Sub Bass(サイン波)の使用:高い音のベースと低い音のベースをレイヤー
3. ドロップ(サビ)でのハーフテンポ
・スネアの位置を2、4ではなく3の位置に
4. かわいい音※重要※
・Synth Bellのサウンド
・Kawaii声ネタ、など
よく使われるサウンド
1. Jersey Clubサウンド
「Jersey Club」とは音楽ジャンルのこと。このジャンルで使用されていたサンプルがKawaiiでも多数引用されるとのこと。サンプルパックの購入が手っ取り早い。
・Riser
・水滴が落ちる音(ウォータードロップ)
・軋むような音
歴史詳細:http://www.yogaku-databank.net/jersey-club/
2. ほわんとした感じのシンセ
ウエーブテーブルシンセで作るスタブっぽいシンセ音。
作り方:https://www.youtube.com/watch?v=4LOiJZMXseU&t=0s
3. シンセベル
シンセで作ったベル形の音。「シンセベル 作り方」で検索するとレシピが見つかる。
4. 8 bitサウンド
昔のゲームで使用されていた音。こちらも検索で見つかるとのこと。プリセットも豊富にあるようだ。
5. ピチカート
ストリングス音源のピチカート。巷ではNI Kontakt付属音源の「Session Strings」の利用率が高めとのこと。
6. 木琴
特にシロフォン(Xylophone)が多用される。
7. 鉄琴
特にグロッケン(Glockenspiel)が多用される。
8. リリースカットピアノ
ピアノ音源のリリースを全カットした音。元の音源は生ピアノっぽくない、硬めな音の音源を推奨。
まとめ
Kawaii Future Bassの特徴を大別すると、使われるサウンドに特徴があるという点と、ドロップ(サビ)でテンポが半分になる(ハーフテンポ)という2つの点が挙げられるだろう。それほど複雑なジャンルではないので、知識を得て作曲のコツを掴めば、それっぽサウンドにすることは難しくはないかもしれない。
興味がある方はぜひチャレンジしてみてはいかがだろうか?
次回は同じくKawaii Future Bassのレシピを解説する別の動画を取り上げようと思う。では、良いDTMライフを!
参照元はこちら:
Kawaii Future Bassの作り方を解説!【デモ曲付き】
BY:さっきー様