【指先の魔術師】カーネギーより人を動かす。魔法の文章テクとは?
人の心を動かしたいのなら、文章力を鍛えるのは、今や常識だ。
ビジネスで成果を出す、効果的な文章テクニックを2つ紹介しよう。
①おどしてなだめる ‐「アメとムチ」
合せ技を使う文章テクニックがある。「アメとムチ」だ。
「こうすると、あなたの人生は良い方向へ行く。私が悪いようにはしない」とほのめかすと、相手はその気になる。これがアメだ。
だが、人間は夢を食べては生きていけない。
輝く夢ばかり示されても、それを現実と思う人は少ないだろう。
挫折や苦労を味わった人であればあるほど、アメには警戒心が強い。
だが、諦めずいくつかのアメを示すと、だんだんとその気になる。
その気になってきたころにムチをくれると、相手の心は一歩先へ進む。
「今度の仕事を成功させれば、今以上のポストに推薦するよ」
ほのめかされて決断できずにいた部下も、
「いつまでも決断を済ませないままだと、昇進どころじゃない。困ったことになるよ」
と、すごめば慌てて態度を変える。
コツは、一つの文章の中にもアメとムチを同時に上手に落とし込むことだ。相手の心は間違いなく動く。
②ビジネスの基本 -「常識からはみ出さない」
ビジネスの原則として、表立っては礼儀をわきまえなければならない。
社会や業界のルールに則ったものでなければいけない。
アメとムチ使う時も同様だ。
あからさまな脅し文句はあなたの立場を不利にする。
相手も心を開かない。
相手に圧力をかけるときも、表面は紳士ヅラで、あくまでも相手の状況を思ってのことであることを示す。
上級者向けだが、表面的にはどこまでも丁寧で優しい言葉遣いでありながら、読んだ人が深読みする文章なら最高だ。深読みして、アメを読み取ったり、ムチを読み取ったりして、文面通りに行動したくなるように仕向ければ、もはや魔術師だ。
おわりに
本日は、相手を動かす文章のテクニックを2つ紹介させてもらった。
文章だと思って侮ってはいけない。
文章にはまだまだ相手の心を操るテクニックがある。実在の行動と共通しているのは、「深みに嵌めて狩る」だ。
この記事が、あなたの悩みを解決する導火線に火を点けることを、心から祈っている。
おうさまのひとりごと
今回の記事はいかがでしたか?
文章テクとして紹介しましたが、対人コミュニケーションでもご利用いただける魔法のテクニックです。
人心掌握に長ける人ほど、アメとムチを使うのが上手です。おどし、すかし、決して底を見せない。文章でも同様のことが出来ます。
文章で相手を説得させたいとき、是非このテクニックをお試しください。
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