
【段取りの極意】しごできさんが「おヒマ」な理由
しごできは「先行逃げ切り」
同じ仕事でも、取り組む人によってスピードは変わる。
一方は汗水垂らして必死に取り組んでいる。
もう一方は、涼しい顔で次の仕事。あるいは、次の次の仕事まで取り掛かっている。合間に一服する余裕まである。
その差はどこにあるのか?
ヒントは、スケジューリングにある。
例えば販売員の仕事でも、接客が入る、納品をさばく、商品整理をする、電話が入る、客注を取る、報連相が入る、クレームが入る⋯。多くは予測がつかず、こちらの都合はお構い無しだ。
逆に言うなら、突発的な事情を考慮したスケジューリングをすれば、仕事は円滑に進むということになる。
先行逃げ切りはスタートを追い込む
夏休みの宿題で言えば、終了間際に追い込んで課題をやるのではなく、スタートまもなく課題に取り組み、勢いそのまま終了させるのが良い。
追い込み型では、期限に近づく程、時間がなくなり、心理的な負担が増える。せっぱ詰まり、焦りが生まれる。
先行逃げ切り型は、仕事の6~7割を一気に片付けるように段取る。1日、1週間、1ヶ月と、どの場合でも、前半に比重をかける。例えば、一日の午前中に仕事の7割を終わらせるようにだ。先行逃げ切り型なら、心理的な負担は増えず、安定した仕事ができる。
おわりに
本日は、先行逃げ切りのスケジューリングのメリットについて紹介させてもらった。図にも示したが、仕事を早く終わらせると、善の循環が生まれる。保つためには常に攻めたスケジューリングにすることだ。
この記事が、あなたの悩みを解決する導火線に火を点けることを、心から祈っている。

おうさまのひとりごと

今回の記事はいかがでしたか?
既に恒例となった段取り術。今回は先行逃げ切り型の段取り術をお伝えしました。
記事で紹介しているのは、決して理想ではありません。
段取り八分という言葉が示す通り、生産性の高さとは、段取りが上手いか下手かで決まります。
やる前からあきらめていたら、いつまでも成長はありません。
やるか、やらないか。どちらかしかないのです。
おまけのスライドで、先行逃げ切りがもたらす恩恵とポイントをまとめました。日々の仕事で是非ご活用ください。
この記事が面白かったら「スキ」や「コメント」をいただければ励みになります。
いつも王様のハウツーをご利用いただき、ありがとうございます。