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TAX WORKSHOP IN TAKARAZUKA
兵庫減税会主催の「TAX WORKSHOP IN TAKARAZUKA」に参加してきた。兵庫減税会の今までの取り組みと、東徹&渡瀬裕哉の講演はそれはもう熱に入ったもので、3時間と言う時間が春の淡雪の如く消え去るような感じだった。講演の中で印象に残った事をピックアップしていきたい。
兵庫減税会
設立から2年。減税を求めながら、県内の多く市町村が公表していない事務事業評価の公表に取り組んでいくとの事。お茶うけ代わりらしい瓦せんべいを頂く。
東徹
引きこもりは大変健康で病院に行く必要はないらしく、無理に外へ出す方が良くないとの事。引きこもりの本領は文学であり、その手の賞も主宰しており、絵画や音楽にも広げていくそうである。
薬剤師の処方権についても、医者の権限が強すぎて薬剤師の能力が発揮できないとしており、カナダの実験で高血圧の薬の処方をやらせたら、医者よりも薬剤師の方が優秀だったそうである。医療費削減を求めてはいるが、ほどほどの社会保障は必要であり、国民皆保険は悪くないとしている。
老人介護は、大規模施設へと集約しアミューズメント施設と複合させるのが良いとしている。イオンモールのような所に老人施設があればいいらしい。
渡瀬裕哉
開催する施設の例を踏まえながら、宝塚市ひいては政府の税金の無駄遣いを鋭く指摘しながら、減税を求め一切妥協してはならないと話した。宝塚市の例ではあるが、DV対策の広報事業に(対策自体は国や県でしている)2000万円使うのはおかしく、民間で寄付を集めたり基金にした方が良く、男女共同参画という事業自体、民間でやればいいとの事。
国会がなぜあるのかは、税金の使い道について国民が官僚に意見するためで、そうする事により国民のレベルを上げる事につながる。そういう事が民選議員設立建白書に文語体で書かれており、口語体に訳して議員に送ったら、ちょっと何かあったらしい。
たいていの議員は税金を使う事しか考えていないが、心ある議員は減税や事務事業評価について話を聞いてくれる。それは左派よりも右派の方がいい。3人くらい集めてざっくりした団体を作り、丁寧に話せば取り組んでもらえるとの事。
減税を主張するとスキャンダルが報じられるが、スキャンダルよりも減税。人間何がしかのスキャンダルはつきものなので、減税を優先する。
財務省が取るのが税。厚労省が取るのが保険料。経産省が取るのが賦課金だが、強制的にとる以上全て税金である。
ざっくりしすぎているが、以上のような講演だった。他にも、慶應義塾は明治政府の監視下にあったとか、認知症の高齢者を早期発見するより生活に困っている高齢者を早期発見するほうがいいという話もあった。ただ小林一三が宝塚を作ったのはいいとして、自由主義的な発想でというのは市民として異論がある。山の上にあるマンションや住宅を高値の長期ローンでヒイコラ言うとも知らずに買って、買い物や外食あるいは病院通いに苦労しているアホな宝塚市民は案外多いのだ。それを自由主義的な発想と思われては困る。
最後は、今日も減税、明日も減税、令和の大減税!の掛け声と共に記念写真で終わった。元ネタはジョージ・ウォラスのアレだろう。
で、コレが持ち帰った瓦せんべい。減税への意気込みを感じる。
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