どうやったら、苦しんでいる家族を救えると思いますか?
#勉強記録
今日の読書感想文はコチラの本です。
厚木男児遺体放置事件
この男児は一度、福祉と繋がっている。生前の早朝に、半袖に紙オムツの姿をし、裸足で歩きながら震えていたところを保護されている。その翌日に母親が引き取りに来たが、児童相談所は母子関係が良好である事などを理由に、迷子としてこの件を処理し、男児を母親に返している。しかしその日、母親は買い物に行くと言ってから、家には戻らなくなった。
そこから、父親と男児の生活が始まったのである。
父親はその後、キャバクラやホステスにハマり、ラブホテルに宿泊するようになる。もちろんその間、男児は自宅に放置される。
1番甘えたい時期にほったらかされるのは、さぞかし辛かった事だろう。
母親は母親で、ホストに熱中していた。
父親は、証言台で発言を二転三転させた。家に週何回帰っていたのか、はっきり覚えていない。彼自身、記憶が曖昧になっていたのだ。
私はこの点について、自分との共通点を感じた。複雑性PTSDの中には、解離性健忘という、記憶に蓋をする症状がある。
私は虐待サバイバーでこの障害を持っており、幼少期の記憶が無い。しかも、新しい記憶が定着しにくい。いわゆる、「物忘れ」だ。
この本にはこう書かれている。
もしかしたら彼も、同じような症状があったのかもしれない。
しかし、精神科医によれば、「精神疾患には罹患していない」との事。しかし、軽度の精神遅滞ではあった。
判決は殺人罪で懲役19年。殺人罪の有期刑は最高刑・20年なので、かなり重い刑である。
こちらの記事でも扱っているので、興味のある方は閲読してほしい。
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