懐かしい彼との再会

ツアーが終わって半分は自分の心を正常化させるために部屋を掃除していたところ、king of tomatoという以前やっていたブログを印刷したものが出てきた。2005年の7月27日から始まっている。時期ごとに彼がなにに関心をもっているかと、また彼はどんなふうだったかが見える。たとえばこんなふうだ。

青い棘 2006-07-28

見ました。前々から見たいと思っていましたがようやく。ドイツの裕福な家の学生の家での退廃的なパーティーがあって、暴走の果てに人が二人死んだという実話自体はなんのことはないし毎日のようにどこかで起こっていることでしかない。しかしこの話、誰からも愛される人は周囲を不幸にし、そのことでその人自身も不幸になるという愛の不条理な真実を端的に描いているという点で良い。

あるいはこんなものもある。

食べ物 2006-09-22

食べ物には、甘いものや、しょっぱいものがあります。主にこの二つの要素が美味しさを左右するようです。それらに、酸っぱい、苦いという要素が関係します。また、見た目、触感も重要な要素です。食べ物は口に入れて歯で噛みます。そして飲みます。この行為が生命の維持につながります。この行為は口と呼ばれる体の穴にせっせと物をとりこむ作業です。口をいっぱいにあけたり閉じたりします。その姿がなにしろ滑稽です。

句読点の使い方に苦慮している。

あの頃の彼は美しいものが好きな、夢見がちな青年だった。おそらく無鉄砲で生意気で、そして美しかったことでしょう。

すこし彼のようにやってみようかと思いました。まあ星の運行と同じようなものです。

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