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第30回PKCレポート

こんにちはkinghaloです。今回は、先日行われたPKCのデータのまとめが終了したので公開したいと思います。
PKCってなんぞや?という方に簡単に説明させていただくと、「KC前に数十人規模で勝敗付けながら無限にポイントバトルやってデータを合体させれば環境把握が完ぺきにできるんじゃね?」という試みです。
よくある大会データなんかだと分布や勝率と言っても多くて128人、数十試合程度なものですが、今回のPKCでは2416試合のデータを基にして詳細なレポートを作成しています。
そもそもKCのためのレポートを作る目的で開催していますから、トーナメント形式の大会のおまけとしてのレポートとは質、量ともに大きく違います。
また、参加者には厳しい参加条件を設けています
具体的には、過去1年間のKCで上位500位以上に入ったことがある、もしくは直近のKCで400戦以上走った(=モチベーションが非常に高いこと)です。
この結果、1試合の質も保証されています。今回は、18名の金アイコン保持者と20名以上の銀アイコン保持者が集まった上、参加者の人数も70人を超えました。
やはり、実力者同士の試合とそうでない試合とでは結果が大きく変わるのが遊戯王です。実力者同士の試合だからこそデッキのポテンシャルを正確に計ることができるのではないでしょうか?
レポートでは各テーマの詳細な対面勝率の他、優秀な成績を収めたデッキのレシピを全て掲載している上、入賞デッキ毎の詳細な試合データも別途まとめています。
PKC参加者の中から毎回金アイコンが出ていますから、今回も世界最強のデッキが眠っているかもしれません。
前回のPKC参加者の中からも複数名の金アイコン、銀アイコン獲得者が誕生しました。
KCカップに本格的に取り組むのであれば、必ず手に入れるべき内容だと思っています。
実際にどのようなものなのかを詳しく知りたい方のために、前回、前々回のレポートを公開しておきます。これを見ればより優秀なレポートであることがわかるはずです。

分布

今回の分布はこちらのようになりました。

【光天使】が分布1位です。
WCS2024本戦でもドルベ×16を生み出し大活躍した【光天使】ですが、その強さは顕在です。

環境で唯一妨害の位置を散らすことができるデッキですから、【LL】を意識して前盤面への解答の採用率が高い今環境において《皆既日蝕の書》や《禁じられた一滴》1枚で盤面が崩壊するといった事が起こり辛いです。また各国の代表達の中でもエクストラの採用カードに派閥があったくらいエクストラに枠が無かったデッキなので、エクストラ増枠の恩恵もかなり大きいでしょう。
正直デッキパワーもぶっちぎりで抜けていると感じるので、今回のKCでこのデッキの立ち位置が揺らぐことはなさそうです。

そして2番手には【LL】、3番手以降には【シャドール】【ヴァレット】【閃刀姫】【ダークフルードリンク】が続いています。かなり極端な2強環境になるかと思われましたが、意外にも様々な種類のTier2,Tier3デッキが存在しているようです。
【LL】というデッキの特性上、今環境は対象耐性モンスターへの対策は必須となるため、それらに影響される形でTier下位のデッキの立ち位置も大きく動いていることがデータから読み取れます。

エクストラ枠の増加や新弾の実装など、大きな環境変化があったのに対して準備期間がいつもより短いKCですので、データを紐解き効率良くライバルに差をつけていきましょう!

これから下で公開するデータの数値についてですが参加者の入力ミス等によりデータに錯誤が生じている場合があります。
±3%程度で目安として見てもらえればと思います。

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