【尼崎の新エンジン考察】

セット交換ラッシュだった尼崎グラチャン。一体なぜこのようなことが起こったのか?答えは単純です。4月に新エンジンとなった現行機は明らかにパワーが落ちているからです。
個人的な根拠として、データ面からは明らかに展示タイムが落ちていることが分かる。現行機と一つ前の展示タイム中央値を比較をすると以下になる。
2023年 6.84
2024年 6.88
0.04というと差は小さいと思う人もいるかもですが、データに明るい人から見るとかなり大きな差と言っていいものです。
さらに展示タイム7.00以上(出てないと言えるタイム)の占有率は↓
2023年 4.8%
2024年 15.3%
約3倍もの差がある。要するに新エンジンはパワーがないというのがデータから明確に見て取れるわけです。そりゃあ、一走目からセット交換するのもうなずける。
これは展示タイムだけの話であって、いわゆる直線や伸びの部分。直線系統は実際、データを取るとタイム差は出にくい。それでもこれだけの差が出るのだから、出足系統はもっと差が出ると推測できる。

では、このパワーダウンがどうレースに影響が出るか。これは正直推測は難しい。回転不足によってスローが不利になるとも言えるし、回転ではなくそもそものパワー不足でスロー有利にもなる。
体感的には後者であり、外から攻める艇がターン時に推進力不足になり攻めきれない、そんなレースが多くなるような気もする。
いずれにしても今後の動向を注意深く見ていくしかないのだが…。

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