いつも心に命の灯火を!
連続朝ドラ「スカーレット」毎日見てます。今日はたけしの白血病の話を妹たちにして、八さんが家に来て終わりました。
僕にとって白血病というのは身近で、子供の頃から馴染みのある病気でした。というのも、僕が2歳の頃、1つ年上で仲の良かったいとこが白血病で亡くなりました。享年3歳でした。その後も友達、元上司が白血病で入院など僕にとってはガンよりも非常に身近な大病です。1つ年上のいとことの記憶は仏壇に飾られた写真以外に正直ないです。ただ、歳を重ねるにつれて心の中の友人のようになっている気がします。
中学生の時、母親と一緒にサッカーのスパイクを買いに行きました。姉であるそのいとこのお母さん、つまり僕のおばさんも一緒にいました。僕と母がスパイクを買った後、車に戻ると、車の中で一人泣いているおばさんがいました。「どうしたん?」と母が聞くと、「あの子が生きていたらこんな感じで一緒にスパイクを買いに行ったりしたのかなあ」と言っていました。 僕はその時のシーンを、今も鮮明に浮かんでくるくらい覚えています。多分その時が一番大きなきっかけとなって、いとこがずっと僕の心の中にいるような気がしています。生きています。困難になった時、その見えない存在になんども助けられた気がします。辛い時、悲しい時、安定したサラリーマンを辞めて独立した時、彼のお墓の前で、心の中で、力を貸してくれるように頼みました。そのおかげかどうかは検証できませんが、力を貸してもらい今に至っているということは間違いないと確信しています。
実際生きているとか、生きていないとか、そういうことはもちろん重要なことではあるけれど、その存在を皆に忘れられた時が本当に生きていないということなんだろうと思います。いとこはいつも僕の心の中で灯火を燃やし生き続けてくれています。これからも、ほぼ同い年の僕とともに、僕の人生を自分の人生のように見守ってほしいなと思います。彼に恥じない、彼が生きたかったと思える面白い人生を歩んでいきたいと思います。
なかなか誰かに話せることでもなかったのですが、スカーレットを見ていて抑えきれなくなった気持ちを書かせてもらいました!献血、骨髄バンク、僕が今できることをやっていきたいと思います。
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