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[旅の失敗列伝]vol.5 メキシコ編~大物俳優のようなメキシコ人、ハラハラしている日本人
メキシコの空港で、想像通りの事件が起きた。
あまりにも想定内で笑った。
日本政府のお仕事でメキシコ・ペルーへ行き、
素晴らしい体験をした。
今度は、メキシコ・ペルーの学生たちが日本にやってくる。
一番心配していたのは、メキシコの皆様が、
【飛行機の時間に間に合うか】ということ、だ。
ラテンの方たちは、時間に対して非常におおらか、だ。
私たちの肌感覚だが、おおらか度は、
メキシコ > ペルー のように感じた。
(例:メキシコのランチの時間は、15時、
ペルーはもっと早く12時~13時)
『12人のメキシコの皆さんは、
搭乗に間に合うだろうか』
そもそも、
「メキシコの空港は、3時間前まで着かなければいけないことを
知っているだろうか。。。」
そもそも、
「急ぐという感覚や、前もって早めに行く」
は文化としてあるのだろうか。
友達として心配だ。
そして、当日、搭乗の3時間前@空港。
やっぱり、
誰もメキシコ団を見ていない。。。
予想通りではないか。
「あれ、来てないよね?」 と日本人同士で話す。
まあ、そのうち会うだろう。
私たちが心配することではないのだ。
大人なのだから。
万が一遅れたとしても、それは彼らの教訓として残るだろう。
セキュリティを通過し、ゲート前に着いた。
・・・やっぱりメキシコ団は居ない( ゚Д゚)
メンバーの一人がチャットを送ると、
「We are coming (向かっている途中だよ)」
という蕎麦屋の出前のようなコメントが。
一体どこ?( ゚Д゚)
まだセキュリティなの?( ゚Д゚)
何をしているんだろうか( ゚Д゚)
そして搭乗のアナウンスが始まり、搭乗が始まる。
zone毎に、搭乗が始まり、長い列ができる。
・・・・まだなんだろうか、メキシコ団は。
ハラハラする私たち。
そして、遠くにメキシコ団が見えた。
誰も走らない。
悠々とした王者のようだ。
まるで、大物俳優が一番遅れてスタジオ入りする様ではないか。
君たちは、松方弘樹なのだろうか。。。
私はハラハラして、大きなジェスチャーをした。
”Hurry up. Run!!"( `ー´)ノ
・・・でも誰も急がず、走らない(笑)
私たちを見ると笑顔で Holaと挨拶をし、ハグを始めたりする。
・・・完敗&乾杯だ。
・・・これがラテンなのだ。。
ハラハラしながら待っている人がいたことなど、
君たちは想像だにしないだろう。
そして思う。
どちらが幸せなのだろうか。
ラテンの国の人達は、幸せそうだ。
※全員搭乗し、日本に到着。首の皮一枚でつながった。