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コロナ禍のアイドルに新しい風を吹かすオランダ物 fishbowl 1st oneman live「オランダシシガシラ」
fishbowl 1st oneman live 「オランダシシガシラ」が円盤化されじっくり映像として見られるようになったので当日の記憶を思い出しながら感想を書いてみようと思います。
fihhbowlにハマるまでの流れ
そもそもfishbowlは結成当時からヤマモトショウさんがプロデュースされているということでなんとなく気にはなっていました。しかしその時点ではまだ1stシングル「深海」を聞いて「いわゆる楽曲派のくくりに入る感じなんだろうな~」というぐらいにしか思っていませんでした。
そこから時がたちある日「朱夏」がTLに流れてきて見たところMVの出来がすごくよく、また一時的に自分の中で何度かリピートするようなプチハマり状態にはなっていました。
ライブに行く決定的なきっかけとなったのは今年の6月にリリースされた「熱波」です。自分がサウナ好きだということ、またこの曲の中毒性から気がつくとかなりリピートするようになっていました。ここで「深海」「朱夏」「熱波」3曲興味ある曲が揃い、それならもう行くしかないととりあえず様子見の気持ちで行ったNatsuzomeで完全にハマり、「ああこのグループのライブは楽しい…ワンマンライブがある!?行くしかない!!!」の流れで帰りの電車でオランダシシガシラの申し込みをしました。
オランダシシガシラ当日
今まで静岡に対してそこまで印象がなく、あっても東京に行く際の長い道のりの一部というイメージでした。(大学時代は神戸に住んでおり、当時は東京にハロプロのライブを見に行くため青春18きっぷをよく使用していた。)
今回せっかく静岡のローカルアイドルを好きになったのだから静岡を満喫しようということで当日は早めに入り静岡をいろいろ回りました。
静岡駅近くのまぐろ専門店「焼津港みなみ」
うますぎでした (@ 焼津港みなみ in Suruga-Ku, Shizuoka, Shizuoka) https://t.co/C0WPw4kvcx pic.twitter.com/gGtjHmPcac
— デデデ (@hello_daidai) July 31, 2022
熱波MVにもでてきた「サウナしきじ」
君の真っ赤な熱波を、もっとこう受けたいよ 愛とかダンスと同じくらい (@ サウナしきじ in 静岡市, 静岡県) https://t.co/KBihFJ2WEP pic.twitter.com/83Ri4h91ph
— デデデ (@hello_daidai) July 31, 2022
fishbowlは公式Youtubeチャンネルで静岡の各地域の紹介をしているのでそこを回るだけでもかなり楽しめます。
会場の近くだったのでエスパルスドリームプラザも寄りました。
開場
私は早めに静岡入りしていたこともあり余裕を持って会場入りできましたが当日は東海道本線の遅延を受けて約20分ほど遅れての開演となりました。
遠方からくるお客さんのことを考慮して柔軟に対応してくれるのはありがたいですね。
開演までの会場BGMは「fishbowlのメンバーとスタッフが最初にシングルCDで購入した曲」プレイリストでした。
こういう時にShazam使って何の曲か調べるのが好きです。
@Shazamを使ってΜ'sのMoment Ringを発見しました。 https://t.co/BdvtY2yFET
— ででで (@tws_DDD) July 31, 2022
開演
M1.開幕
一曲目から新曲です。
最初「WowWow~」の繰り返しでこれはOverture的なものかと思いましたがしっかりと一曲歌い上げてくれました。
サビはこぶしを上げる振付が中心で「Wow~」の部分をフリコピするだけで楽しいです。
新衣装(通称:金魚衣装)が披露されタイトルにもなっている「オランダシシガシラ」をモチーフにしたであろう赤、オレンジが映えていて綺麗でした。
fishbowl初ワンマンライブ
— 大白桃子 (@MOMOfishbowl) July 31, 2022
「オランダシシガシラ」ありがとうございました!
あーなんか幸せだなーって pic.twitter.com/6pLP7c06MD
M2.猛獣
イントロ部分でまずは簡単な自己紹介、出身地を西から言っていく流れはわかりやすいですね。
自己紹介後曲に入る瞬間の由依ちゃんのニヤリとした表情が良い。
はるちゃんとももちゃんがライオン?猫のように手招く振付が好きです。
どの曲もそうですがいずみちゃんの低音が曲に締まり、キレを与えます。
M3.踊子
猛獣のアウトロからのつなぎがまず良い
はるちゃんの煽り「この曲に乗れる子~?」「踊子」←最高
手を振る系の振り付けはハロヲタの習慣で振りに忠実にやってしまいますがミラーにしたほうがいいのか毎回悩みます。
ラスト由依ちゃん「美しくあ~」のフェイク部分がライブによってアレンジされるときがありますが今回は丁寧に歌い上げていて基本に立ち返った良さがありました。
M4.湖月
オランダシシガシラ一週間前ぐらいの生配信で初出しされていた新曲
fishbowlの曲は静岡に関連したものが多いですがこの曲も何か関連しているのでしょうか?
改めて各メンバーのソロじっくり見ているとももちゃんの軟骨ピアスがよく見えていいですね。
M5.観察
「観察」という曲の歌詞から湖月との関連を感じた人も多いのではないでしょうか。湖月では後ろの映像が湖の水面と月、観察では月と星の映像になっておりここからもつながりを感じました。サビ部分でテンポが速くなる感じも似ていて好きです。
落ちサビ前両手でケチャからのフルマサイが気持ちよさそう。
M6.距離
個人的にこの曲は本編ラストにくると予想していたのでここでくるのは意外でした。なんとなくラスト大団円、肩を組みながら揺れたい曲です。
歌っていないところでもいずみちゃんの表情が良い
振付にケンケンパがはいっているところなどはかわいく、またサビには特に決まった振付などないところはヲタクは思うままに動けていいですね。
M7.深海 (ピアノアコースティックver)
いずみちゃんの朗読からスタート、「深海」の歌詞に対する考察のヒントとしました。
緞帳に歌詞を投影しているのでしょうか。本当に水の中にメンバーがいるような演出です。清水マリナートはこんなこともできるんですね。メンバー1人1人が歌い上げる姿を見て歌詞もしっかり伝わってきました。
M8.熱波
「深海」が終わりメンバーがはけてからスクリーンに映像
客席中程の上手下手からメンバーがそれぞれ登場して客席降臨
歌いだし間に合わなさそうで急ぐももちゃんがかわいい
当日は公式より「深海」が終わるまではサイリウムを点灯しないようにという喚起がありました。ここから後半戦の始まりです。
ラスサビ前由依ちゃんが人差し指を上に向けて煽る仕草が好き
M9.半分
イントロがアレンジされクラップが長めに
コロナ禍から始まったグループなので意図して盛り上がる部分にクラップが組み込まれていると思いますがやっぱり両手上げて頭上でパンパンしてるのが楽しいです。
ラスサビ前はるちゃんの「それだけ」がライブごとにいろんな言い方で楽しかったりします。
M10.平均
テレビ静岡アナウンサー大森さんが声だけ登場
ちょっと詳しいメンバー紹介、タメ語でありがとうと大森さんに返すももちゃん
「静岡県で2番目に有名なももこ、浜松市出身、大白桃子]
「不、殺、活、人、静岡市出身、新間いずみ」
「声のデカさでグループを引っ張るリーダー、沼津市出身、久松由依」
「fishbowlのダンス、いやDance担当、御殿場市出身、木村日音」
ももちゃんの名前はやっぱりさくらももこさんからとったんですかね。
不殺活人、初めて聞きました。いずみちゃんがやっている少林寺拳法の特徴の一つのようです。人を殺すのではなく活かす拳、私たちはいずみちゃんに活かされているのです。
「平均」のようなディスコソングはハロヲタの私からすると大好物です。
この曲でフロアがノリノリになって沸き散らすのが最高ですね。
ここも「LOVEはある」部分で由依ちゃんの跳べよっていうハンドサインが良いです。
落ちサビ部分ではクラップするのが流れになっているようですがはるちゃんにケチャしたい気持ちが最近大きくなっています。
「距離」が本編ラストになると思っていましたが沸き曲で「踊れ~」と言われながら終わるのも良いですね。興奮冷めやらぬままアンコールに入ります。
EC1.白線
MVで使われた映像が背景スクリーンに(ロケ地は静岡県の戸田だそうです。)
衣装も金魚衣装から深海衣装へと変わっています。
白線は熱波と同様当時の新曲でMVもまだこの時公開されていませんでした。映像から伝わるすがすがしいほどの夏、青空に映える朱夏衣装、まさに夏真っ盛りなこの時期に合ったパフォーマンスでした。
EC2.朱夏
白線からの朱夏はやはりこの季節に合わせた構成でしょうか。
背景の映像にはメンバー同士で撮影されたと思われるエモい映像。この映像どこかで公開してくれませんか。お願いします。
申し訳程度の大きめスイカビーチボール、スイカは朱夏MVにもでてきましたがライブ中後ろに放置されているのがちょっとシュールです。
朱夏は曲、MV含めて日本人誰もが覚えているあの頃の「夏」を思い出されます。ぜひMVもご覧ください。
MC
ここにきて初めてのMCです。
一周年ライブをやるアイドルがここまでMCなくパフォーマンスで魅せてくることがそもそも驚きです。fishbowlのクオリティの高さが良くわかります。
ももちゃんがはるちゃんをキムちゃんと呼んだり、由依ちゃんが自分のことを久松というのが好きだったりします。
EC3.深海
深海衣装で原点の「深海」披露
初ライブではこの曲を7曲連続して披露したエピソードもあるぐらいですから思い入れはかなりあるでしょう。本編ではアレンジverを披露してラストに原曲を持ってくる、完璧な流れです。
エンディング
最後には撮影許可タイムからのマイクを外しての挨拶
こういう挨拶は伝統的ですがやはりグッとくるものがあります。
盛大な拍手での終演です。
総括
コロナ禍に入りアイドルの勢いも落ち、上を目指す姿勢が見えるグループもあんまりいないとぼんやり感じていた中でfishbowlが清水マリナートを1st oneman liveの会場に選んだことを知った時はとても嬉しかったです。
実際に会場全体を埋めるほどの人数は集められなかったかもしれませんがこのホールでの経験は今後の活動の糧になると思います。
また来年、再来年もこの会場で周年ライブを行い、いつかはエコパアリーナでライブする姿を楽しみにしています。
振り返ってみるとホールを十分に活かした演出、客席降臨、観客との写真撮影、メンバーの撮影可タイムと最大限楽しめる要素を盛り込んだライブだったと思います。
また映像についてもこだわったカメラ割り、Blu-rayで残すという気合の入りよう他のアイドルではなかなか見られません。この円盤は購入必至です。
ライブタイトル「オランダシシガシラ」は皆さんご存じかもしれませんが金魚の名前からとられています。先日2023年春のツアーが発表されそのタイトルも金魚の名前「ブリストルシュブンキン」でした。
今後も金魚の名前がライブタイトルになり、それをモチーフにした衣装が作られたりするのでしょうか。
曲名は漢字二文字縛りなどコンセプトがしっかりしているグループでライブタイトルにも統一性がありそうですので今後どの金魚がモチーフにされるかも予想しながら楽しみに待ちたいと思います。
7/31
— fishbowl (@fishbowl2021) August 1, 2022
fishbowl 1st ONEMAN LIVE
「オランダシシガシラ」
@清水マリナート大ホール
本当にありがとうございました!
そしてこれからのfishbowlもよろしくお願いします! pic.twitter.com/gPTkmdM4gB