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#0089【不動産資格】人気資格4つ(宅建士・管業・マン管・賃管士)の概要

皆さん、こんにちは。記事をご覧頂きありがとうございます。不動産系の資格についてどの程度ご存知ですか?不動産系資格の中でもスキルアップや最近ではリスキリングのために資格取得を目指す方が多い、宅地建物取引士(宅建)、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士について説明します。

【業種と資格の関係】
本記事で説明する資格との関係が整理しやすいように便宜的に以下のような業種、立ち位置にざっくり分類することができます。
①売買業
②賃貸物件の仲介業
③賃貸物件の管理業
④分譲マンションの管理業
⑤不動産賃貸業(大家業)
⑥コンサルティング業
⑦その他関連業(建築設備、保守等の周辺事業)
など

〈宅地建物取引士〉
知名度:★★★
難易度:★★
有用度:★★★
カバーする業務:業務①売買業、②賃貸物件の仲介業

宅建の知名度は抜群です(便宜的に3段階で評価。以下も同様)。受験生のすそ野も広く学生、不動産業に従事する以外の社会人、主婦なども受験している人気資格です。合格率はだいたい13〜15%前後で推移しています。宅建業従事者の5名につき1名が必要な資格です。資格を取ったあとの有用性は高いです。仮に不動産業界にいない方でも、家を買ったり、家を建てたり、家を借りたりする機会に役立つ知識が学べます。

〈管理業務主任者〉
知名度:★
難易度:★★
有用度:★★
業務:業務④分譲マンションの管理業

分譲マンションの管理をする管理会社に従事する方の取得が必要な資格です。分譲マンション30棟につき1名の割合で有資格者が必要です。試験範囲は次に紹介するマンション管理士と7割以上が被ります。合格率は20%前後と受かりやすい資格です。

〈マンション管理士〉
知名度:★
難易度:★★★
有用性:★★
業務:業務⑥コンサルティング業

知名度がない資格です。独占業務がないため、資格を取得からといって活かせる場面が少ない資格です。仕事につながればマンションの管理組合からは頼りにされます。マンションの管理人と勘違いしている方もいるくらい知名度はないですが、合格率は7%、8%程度のためかなり難しい資格です。難しいので、定年退職して暇なシニアが挑戦する資格にもなっています。

〈賃貸不動産経営管理士〉
知名度:★
難易度:★
有用性:★★
業務:業務③賃貸物件の管理業

4つの資格の中では1番最近になってできた資格です。知名度は低い資格です。最初とあって合格者を意図的に多数出していたためか受かりやすく難易度は低い資格です。しかし、徐々に難化傾向にあります。かぼちゃの場所事件などサブリース問題が社会問題化した背景から資格ができました。

【最後に】
4つの資格は試験形式は同じ50問4肢択一式試験です。毎年、10月から12月頃に実施されています(宅建は最近、年2回実施になっている)。今回は、人気資格4つを紹介しました。また機会がありましたら、各資格の勉強法、それぞれの資格の業務範囲などを別記事にてまとめてみようと思います。最後までお読み頂きありがとうございました。よかったらお気軽にフォロー、スキして頂けますと幸いです。

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