『雲の糸』稽古場日誌その13

台詞が出てこない。
こんなことってあるんですが、
そんな時に観ている側で教えてくれるんです。
もちろんこれは稽古段階で。
『プロンプを飛ばす』とか言いますね。

ただこの行為、なかなかに難しい。
タイミングは人によっても違いますし、
必要な間であったのにすぐ飛ばしてしまって
邪魔をしてしまう、なんて事態になることもあります。
単純に飛ばせばいいという簡単な話でない。
流れを覚えてしまえば、必要はないのですがね…。

さて11/3(日)、この日はまだまだシーン稽古。
場転の流れ、シーンを区切ってやってみたり、
気になるところのブラッシュアップ、
そんな内容でありました。

いや〜、乱されましたよこの日は。
気づきのある良い機会でした。

内外から見ていても『自分の世界』が存在してます。『自分の世界』では、自分の都合の良いように物語が進んでいきます。他人が出てくるのに、そんな思い通りになるのか、と。

会話になっているようで会話になってない。

これは現実でも不条理のお話でも全然あり得ます。ただ必要のないところでも見られるのは違いますよね。相手の反応次第ではこちらの対応も変わってくるのです。逆も然り。

残り約1ヶ月。今年、最期の舞台。
まだまだ練っていきたいですね。


JACK


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