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ChatGPTのプロンプトに "最高の”を入れることは意味があるのか?

最近面白い記事を読みました。

【AI回答(抜粋)】

「電源ケーブル交換による音質改善はオーディオ界で長年議論されているが、科学的な証明は難しい。オーディオ機器や環境により微妙な差を感じる人はいるものの、一般的には主観的な要素が強く、確実な差異がいつも認識できるとは限らない。高価なケーブルに替えると「音が良くなった」と感じるのは、投資に対する期待がそうした印象を生み出す可能性も指摘されている」。

月額3万円の最強ChatGPTに「電源で音質が変わるか」と聞いたら意外な展開に

身も蓋もない回答でした。

これを見てふと、思いました。
深津式など、プロンプトの名手が使うプロンプトには「最高の結果ビジネスアイデア」などと、"最高の”を入れると良い結果が得られると言われています。
本当なのでしょうか?オーディオ機器に冷静なダメ出しをしたChatGPTに聞いてみました。

<プロンプト>
プロンプトの書き方で、最高の結果など”最高”を入れると精度があがりますか?

<ChatGPT4o回答>
「最高」や「最適」などの強調表現をプロンプトに含めることで、精度が向上する可能性がありますが、それは使い方次第です。具体的にどのように影響するかについて以下で解説します。



「最高」の効果目的を明確化する
「最高」や「最適」という言葉を使うことで、AIに「品質重視」の出力を求めていることを明示できます。これにより、AIはより精度の高い回答や創造的なアイデアを生成しやすくなります。
例:
「最高のビジネスアイデアを5つ出してください。」
「最適なプランを提案してください。」
応答の基準を設定する
AIは曖昧な指示よりも具体的な目標を好みます。「最高」というキーワードが入ると、出力の基準が「質の高さ」だと認識され、平凡な回答を避けやすくなります。




注意点

ただし、「最高」を入れたからといって常に精度が向上するわけではありません。以下のような注意が必要です:具体性が必要
「最高」だけでは曖昧な指示となり、AIが何を基準に「最高」と判断するか迷ってしまうことがあります。
「具体的な条件」を付け加えることが重要
良い例: 「40〜60代の経営者向けに、実用的で収益性の高い最高のアイデアを3つ提案してください。」
出力の内容に影響する
「最高」というキーワードが過剰に入ると、抽象的で飾り立てた表現が多くなることもあります。
回避策: 条件やフォーマットも追加する。




おすすめのプロンプト構造目的を明確にする
「〇〇のために最高の〇〇を出してください。」
条件を追加する
「具体的で、〇〇を含む内容にしてください。」
出力形式を指定する
「リスト形式で簡潔にまとめてください。」


例: 「40〜60代向けのマーケティング戦略について、最高の5つのアイデアをリスト形式で提案してください。それぞれ簡潔で実用的な内容にしてください。」



まとめ

「最高」を含めると、AIが目指す目標が明確になり、精度向上に繋がりやすいです。ただし、曖昧なプロンプトを避けるために、条件やフォーマットを具体的に記述することが鍵です。

どうやら本当のことのようですね。


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