YAGURA 2024 総括
YAGURA 2024が無事に終了しました。
ご来場ありがとうございました。
instagramにもご挨拶書きましたが、改めて(こっちは割と長めです)。
今年はとにかく天候に恵まれました。野外イベントは天候が命。雨なら雨のドラマが産まれたりもしますけど、降らないに越したことありませんからね。
昼、日差しの下は暑くて、日陰は涼しい。夜は寒い。といった感じでした。
今年から前夜祭の開催と、ステージを横並びに。
前夜祭では、地元・荘川的な感動イベントが。良い思い出になりました。
過去3度のYAGURA、開催の度に出てきた問題点を、毎年一つ一つ解決してきました。
制約を追加していくという考え方よりは、「どうしてこれが起こるのか?」を考えるところからはじめ、そもそもそれが起こらない設計を目指しました。
まだまだ100点満点とはいかないけど・・・蓄積が活きたな。と思える瞬間が、今年は特に沢山ありました。これも全て、今回まで踏ん張ってくれた出演者やスタッフ・地元の皆さん・お客さんのおかげです。
僕らに、回を重ねる機会を与えてくれて、本当に感謝しています。
思い出深いことは沢山ありますが・・・ここで一つあげるとしたら、ペンギンラッシュのライブかなと。1年目の、まじで芝生にテント置いただけ、のステージから、今年まで。よくぞ付き合ってくれました。
今と比べると1年目とか特に、YAGURA自体に全然お客さんいなくて。地元の人との交流も(コロナ禍だったのもありますが)ほぼ無く。お世辞にも、KINEMAS含め、沢山の人の前で演奏できるようなイベントじゃありませんでした。
自分たちは主催ということもあり、去年くらいから、少しずつ多くの人に見てもらいはじめている、と感じています。
でも自分たちが良ければいいってわけじゃなくて。理想は、全ての演者の前でそれが起こりうるフェスなので。
今年のペンギンラッシュのライブと、その演奏で盛り上がっているお客さんを見ていて、とても感慨深い気持ちでした。
このまま続けていけば、もっと発展していける。そんな勇気をもらいました。(勿論他のバンドやDJの時も同じ気持ちです。1年目から&最終日トリってことでここは何卒。)
インスタにも書いたんですが、フェスと言うよりは、初年度から掲げている「映画のようなものを創りたい」という気持ちを、今も持ち続けています。
映画って、例えばメインの役者さんは知ってても、3番手4番手の方は知らなかったりするじゃないですか。海外のものとかだと、そもそも役者だれも知らない、ってこともありますよね。でも観たりするわけで。
観たいかどうかの基準に、その作品が面白そうかどうか? って価値基準が、とても大きいんだと思うんですよね。
YAGURAも僕らの作品の一つであるからこそ、そうありたくて。出演者もお店もスタッフも、なんならお客さんも、全部"演者"とでも言いますか。
すごく極端なことを言うと、バンドもDJもお店も毎年全く同じラインナップなのに、年々お客さんが増えていくような。
作品が拡がって、集う人が増える。その先に、お客さんは勿論、出演者やスタッフ・荘川にも、少しでも恩返しできるようになりたい。という思いです。
YAGURA 1、2、3、4・・・と、続き物の作品のように、また皆さんと共有できれば幸いです。
ということで、長文お付き合いありがとうございました。
プレイベント含め、支えてくださった全ての方に感謝しています。
また来年、YAGURA 2025でお会いしましょう!
応援、ありがとうございました。
宮下 浩