YAGURA2023設営記録 総括(速報)
2023.10.11水曜
10/5木曜現地入り。10/9月曜には名古屋に戻るつもりでしたが片付けが終わらず。帰宅したのは10/10の深夜でした。
YAGURA 2023、ご支援・ご来場、誠にありがとうございました。
3年目のYAGURA。2日目、初めて雨が降りました。皆さんのブースや過ごし方に難しい部分もあったかと思いますが、大きな怪我などは今の所耳に入ってきていないので、とりあえずほっとしています。皆様の健康を願っております。
今回、結果的に音響陣が総入れ替え。火の見舞台のPAは、去年の高嶋さんが来れず、代わりに高嶋さんの機材で松井さんがPAの布陣。松井さんとは出会ってからもう15年は経つのかな。「橋の下大盆踊り」でも音響を担当。KINEMASの、コロナ禍でやったダイアモンドホールワンマンもPAを担当してくれていました。「Me.」のミックスマスタリングも松井さん。
昔、2011年頃に一度だけ、名古屋の新栄でライブハウスやバーを借りて、サーキットイベントをやったことがあります。その時”自分にはサーキットは向いてない”とわかり、それ以降サーキットイベントをやるのは止めました。
そのころ松井さんから「名古屋でこういうことを仕切っていくのは宮下君だと思ってるんだけど」と言われたことがあったのをずっと覚えていて。
あれから10年。海外行ったり、色んなフェスに出たり、フジロック出店したり・・・実際に色々体験して、自分の感じているものの落としどころをずっと探してきて。その、自分なりの答えがYAGURAです。今回、YAGURAに来てくれてうれしかったです。毎年来てほしい。
森の舞台は去年「AUF Booth」というキャンプフェスに誘っていただいたご縁から、LUCCIのドラム・まこっつに相談しました。彼(まこっつ)は自身のレーベルで「DElicious BUns FESTIVAL」というフェスも運営していて、中井さんもそこのスタッフでもあるのかな。手際もノリも良くて、楽しく仕事させてもらいました。
自分達が先輩の背中を見てきたように、自分達にも後輩が出てきている。みんな自分の世代を最高の世代にしたいと思ってるし、それをひしひしと感じる。
ただ、YAGURAが世界を目指す上で、あくまで”バンド主催の・・・”って冠つけてるのは、イベンターやレーベルのチームが企画しているものとは争わない・むしろリスペクトし合えたらいいなって意味もこめてます。
”バンド主催の・小規模の・ローカルの・キャンプフェス”として世界一を目指す。と掲げている以上、バンド主催の同種のものには負けられないが笑、そんなものそもそもあんまりないから。
自分はイベンターじゃなくてミュージシャンだから。YAGURAは世界感も含めての、KINEMASとしての、自分の表現活動の一つです。そこまでの日々の生活も含めて。
先輩にしろ後輩にしろ、みんながどんなものを創っていくのか、何を大事にしていくのか。とても楽しみです。
というかまこっつ達は演者で、AUF Boothチームはスタッフで来てくれんかな笑。なんにせよ毎年来てほしい。
VJは去年同様京都からニャンキーさん。去年の倍くらいの機材持ってきてくれました。電源も、去年は会場内電源で照明も音響も・・・というチャレンジでしたが、今年はそれをやめて、会場内電源は全て照明に回してみました(あとDJも)。この照明はニャンキーさん抜きに実現しないので、是非とも長生きしていただきたいです笑。毎年来てほしい。
撮影チームは、こちらも15年以上の付き合い・シオヤレイジに色々まとめてもらいました。KINEMAS撮影スタメン・manami tanakaに、タカギユウスケくんも合流し去年のメンバーが揃いました。そこから、レイジや自分が、これまでの活動の中で出会った人たちにも協力してもらって、去年の倍くらいの人員で進められました。
正直撮影班のことは彼らにまかせっきりだけど、それは信頼の積み重ねによるもの。彼ら・彼女らが撮るもの・選んだ場所・遭遇したシーンが、今の自分に必要な場面だってことです。
写真も動画も楽しみです(終わったばかりでまだ全て届いてないので、このnoteは取り急ぎでいただいた写真を元に構成してます)。毎年来てほしい。
そう、毎年来てほしいな。そう思う人たちは沢山いるんですけど、みんなどんどん名前が売れて忙しくなってます。YAGURAもKINEMASもそれに負けないようなものに成長しないと。これは自分が背負うべき責務だし、一種の闘いですね。
今年新たに作ったDJスペース"踊り場"。
ライブスペースとの音かぶりがどれくらいになるか想像つかなかったので、「あくまで、シーシャや古着屋のスペースのチルっぽい感じで・・・」と皆さんをオファーしたのですが、結構音出しても大丈夫な感じになっていて(火の見舞台の音とは結構かぶってしまうのですが。。。)、楽しんでいただけたようで嬉しかったです。来年も継続してやっていこうと思っていることの一つです。
ここについては今後も含め完全にSupported by NOZOMI YAで。今年は
NOZOMI YAクルーのよしたろーとmaepoさんに仕切りお願いしました。
まだ色んな構想をジェンガの様に重ねている最中だけど、来年もNOZOMI YAでDJプレイしてくれている人+県外ゲスト、という感じで作っていきたいと思ってます。そこに弾き語りみたいなアコースティックな感じもいれて。
日頃、店を盛り上げてくれている人への、恩返しのような場所や時間になったらいいなという思いです。興味ある方は一度NOZOMI YAまで遊びにいらしてください。また一年、新しい企画とかも産まれたらいいな。
スタッフのみなさん、出演者のみなさん、出店者のみなさん。学生チームmokkenや、映画「ノキシタ」、地元・荘川の街の方々の協力や、9月から募集を始めた協賛金等々・・・多くの人の支えの上で今年のYAGURAを迎えることができました。
一人ずつ名指しでお礼を書いていくと、とても読める量ではなくなってしまうので。まとめての御礼の表現になってしまうこと、お許しください。
ここから一年、YAGURA 2024に向けて、またどこかで直接お礼をお伝え出来たら嬉しいです。
10月10日。荘川に残れた自分、いとまとあやこ、小林、パーハナしもじさん、キャンプ場オーナー・南條さんの6名で最後の会場撤収。去年までは一日で撤収できていたのに。資材が増えた&雨の影響もあってか撤収に2日かかってしまいました。来年は最初から2日間撤収を想定しないとな。
沢山の反省点があった2022。それをいくつか解消した上で、まだ多くの改善点がありました。
帰り道、あやこさん(いとまとあやこ・KINEMAS)に思ったことを色々聞いて。その上でその場で色々整理して、2024までにやるべきことをなんとなくまとめました。
もちろん数時間で改善点の洗い出しなど終わるわけがなく、そしてまだ清算も片付けも終わっておらず笑。2023年中にまた対話を重ねて、一つ一つ整理して。来年もっと強固な布陣と各々の深い理解で、当日を迎えられるように。
他にも書きたいこと沢山あるのですが、一旦この辺で。
ここからまた一年、毎日やります。YAGURA 2024もご期待ください。
お付き合いいただきありがとうございました。
来年も続きます。
【YAGURA】
名古屋・京都・東京・兵庫(ハチ北)に在住のメンバーから成るバンド「KINEMAS」主催のキャンプフェス。2021年より、岐阜県高山市・荘川(しょうかわ)「一色の森キャンプ場」にて毎年開催。今年3年目。