廻花は宣言され、花譜は大人になりました
①前置き:感情の整理のために筆を執ります
怪歌、現地で参加し今帰宅。放心状態が抜けぬままツイートをしようと考えどうしても140文字ではすまない内容になりそうだなと思い、はじめてnoteを書かせてもらいます。もしこの文章を読む人がいれば、頑張って書いたんだなーと思いながら読んでください。
②感想:怪歌・大きな箱で歌うは少女
KAMITSUBAKI Fesでは2日目の参戦だったので今回の代々木決戦が実際のところ初めての魔女の現地でのライブ参戦であった私ですが、箱の大きさ、揺れるペンライト、地鳴りのような喝采。これが観測者か、とまさしく実感した日でした。
そして代々木体育館。デカイ。以前バイトで武道館公演のライブ設営をやったことがありますが、それの倍は大きく感じました。(もちろん不可解狂に参加したわけじゃないので実際のところはしりませんが)
群衆を、巨大な箱を、その歌声で支配したのが花譜さんです。本当にライブ会場ってすごい空間なんだなって圧倒されました。たくさんの花譜さんの曲が聞けたし、廻花さんとしての新しい形も見る事が出来て、本当に代々木体育館をたくさんの人と歌いながらでもずっと先頭で歌い続けて花譜という存在の大きさとその才能の大きさを改めて感じることになったように思います。
つまるところ花譜さん、廻花さん。めっちゃすごい!!!!泣いた!!
③廻花宣言:大人になった花譜との向き合い方
本編です。みんなこれが気になるでしょ。
廻花さんが登場した瞬間の同様の声が実はいまだに耳に残響しています。叫びにも思える困惑の声だったように思えます。正直私も動揺したところがあります。
そもそもの伏線はVHからなのかなとは思っていました。VHの時もなかなかにネットが動揺していたように思っています。VHがあったからこそ、今回の廻花登場までの感情の障壁がある程度取り払われていたんじゃないかなとも思っています。僕はこの日が来る可能性を理解した上で気持ちの準備を整え今日参戦したところもありました。
そして満を持して登場した廻花さん。
めっちゃ大人!!!!!
本当に大きくて、あぁ20歳なんだなとまじまじと見せられた気持ちでした。私の動揺はここでした。花譜になった少女は成長して大人になったんです。
④数万の大人が造花に縋る残酷な話
すごく個人的な感情をいまから語ります。花譜を聞いて3年、観測者という名前を名乗り始めて1年の人間が語るには分不相応かもしれませんが、それでも文章という形で残したい感情があります。
日本のどこかにいるあたりまえに日常を過ごしていた歌が好きな少女に、夢を託し感情をすがり花譜という幻想を気取ることを我々観測者は願っていたと思います。その歌声に救われた人もいるでしょう。たくさんの笑顔に勇気をもらって日常を過ごしている人もいるでしょう。花譜である少女が大人になっても私たちの大多数は花譜という人間に、儚げな少女と完璧な歌姫であるこの二つであることを求め願い続けた。これはきっと祈りだったんでしょう。儚げな少女が、今日という日を懸命に生きて、その感情をさらけ出すことで私たちは感動し、勇気をもらった。
でも違うんだ。もう花譜である少女は大人になったんだ。体は大きくなった。活動も広がった。多くの人と交流して音楽の世界が広がった。
でも我々観測者は花譜に少女を見た。完璧な歌姫を見た。実際、花譜さんは代々木体育館でワンマンライブが出来てしまうくらい凄い人です。でも花譜である人間はいます。その女性一人に花譜であることを願い少女のままでいて欲しいと願い続ける事はきっと呪いになる。花譜である一人の女性を蝕みいつか存在ごと枯れてしまっていたでしょう。
廻花は花譜のアンチテーゼなのだと私は思います。大人という立派な女性でありながらその内に秘めるたくさんの感情をさらけ出す。きっとそれが花譜である女性の出した自分との向き合い方だったんだと思います。
花譜が僕らを歌で救ったように廻花には花譜である女性が救われる、みんなが共感できる感情を歌ってくれるんじゃないかなと私は思っています。
⑤花譜は死せず。未確認少女は明日も笑う。
廻花さんの登場で花譜さんとの向き合い方にしばらく困りかけて、この文章を書くためにある程度気持ちを整理しました。
僕らの感情を救ってくれる歌を歌ってくれた少女が花譜さんでした。やっぱり、私はあの儚げな少女でありながら完璧な歌姫に救って欲しい。それが、普通の大人の女性で、花譜という少女がどれだけ幻想になろうと、私にはあの歌が必要なんです。
花譜がリアルの姿を現したわけでも、大人の姿を見せたわけではなく、あくまで廻花という存在でもあるというのがすべてです。
花譜という少女は明日も存在し、少しづつ変わりながらもその少女性はきっと失われず、僕らを救う歌を歌うにほんのどこかにいる2∼さいであり続けることでしょう。
⑥私観測
遊び歩いて1年多く大学生活を過ごし、いまだに論文から逃げて教授に怒られ始めた私ですが、正直いまだに子供である意識があります。にほんのどこかにいる20歳は大人として廻花として新しい一歩を踏み出し始めたのに、私はいまだに子供のつもりでいるつまらぬ23歳です。
これからVWPがどんどん新たなリアルの姿を出し始めて大人であることをまじまじと実感させられると考えると、私自身も早く大人である自覚をもって自分という人間を見つめなおして創作したいとものすごく思いました。
正直、未完成であることやなあなあで済ませたことがいままでもたくさんあります。てきとうに過ごしても楽しいんですよ。でも大人なら楽しいだけでは生きていけないんでしょう。
がんばります。
結構感情のまま書いて文章になってないところも多々あるかと思いますが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
本来は絵を描いてる人なので良かったら絵を見てってくださると喜びます。
では未来で。