【ハム式ブログ】客がプロだけになったパチスロ専門店のおはなし~ノンフィクション~中編
本記事は以下の記事の中編となります。
先に以下の記事を是非是非ご覧くださいませ。
前編では、とあるパチスロ専門店が複数のプロ集団に完全に占拠されるまでの経緯を書きました。ここからは、その後に起こった様々な事件について書きたいと思います。本当は後編にしたかったのですが、細かく書いているため中編となってしまいました・・・。
4.勃発!チームフレッシュ VS チームモヤシ
まずはプロチーム5グループをおさらいしましょう。
1.チームA・・・チーム入れ墨
最上位クラス。リーダーが普通にヤクザ。黒塗りのセルシオがトレードマーク。威圧感半端ない。10名~20名でゾロゾロ来る。全員半グレ風。こわすぎ。入れ墨入りすぎ。
2.チームB・・・チームラグビー
リーダーは半グレ風だがその上にヤクザ的な人がいる。チームAのリーダーとやり取りするのはそのヤクザ的な人。チームAと同じくらいの威圧感。10名~20名でゾロゾロ来る。こちらは打ち子みたいな人を連れていたが、1名身長190cmくらいの無差別級のような体格の人ほか、数名の屈強な人たちががおり、その人のおかげでチームAとのバランスを保てているように見えた。
3.チームC・・・チームパカパカ
今もよくいる専業集団のようなイメージ。パーカーに携帯ポチポチ。まだiPhone登場前だったのでみんなパカパカケータイ持ってた。
人数だけはチームAに匹敵する20名。その人数でなんとか3番手につけているイメージ。
4.チームD・・・チームフレッシュ
今もよくいる専業集団のようなイメージではあるが、人数が5~10名と少な目だったのと、他集団が30代に見える方も多かったのに対し、全体的に若く、リーダーも20代前半と思われた。
5.チームE・・・チームモヤシ
私が所属していたチーム。弱い。6人しかいない。たまたまイベントの内容を知って少し通ったら巻き込まれたパターン。イベントの内容が圧倒的だっただけになんとか食らいつきたいけどチーム入れ墨に話しかけられるだけで汗びっしょり。
前編でも書きましたが、入店が並び順だったため、チームごとの入場優先順位は、チーム入れ墨とラグビーの協議により、日ごとのローテーションに決まりました。
基本的に日ごとに、先頭から順番にABC(DE)が入れ替わる仕組みなのですが、チームフレッシュとチームモヤシはいっしょくたにされていました。
さらに、同じシマを最大で半分までしか取ってはいけないという謎のルールが追加されていたため、最悪ツモれず終わる事にもなりかねません。チーム入れ墨、ラグビー、パカパカが基本的に複数のシマをまとめて占拠しているので、つまり残りの機種をDとEが座る図式になっていたのです。今考えるとなんと上の3チームに都合の良いルールなのでしょう。絶望です。
それでも!
激熱なイベントに変わりはありません。
先頭で入れる時は判別の割と早い初代マジハロ、割の高いバイオに座る事が多かったですが、先頭で入れない時は南国育ち、戦国無双(キツイ)、うまくいけば2027が座れた思い出があります。
ただ、半分はチームフレッシュに取られ、基本的に各シマに6は1台。運がよければ複数島(夕方発表あり)に当たるくらいでしたので、チームフレッシュとわがチームのチームモヤシはそれはそれはバチバチとなるのでした。
特に、最初のボーナスで飛んでARTが3連すればほぼ6の南国育ちでは、そのバチバチ具合が最高潮に達するあまり、ふざけた事態となってしまうのです。
朝一南国育ちが一気に埋まるも
「誰も打ち始めない」
そう、全員自分のチームではないので、チームモヤシ(ワタシ)に先に打ってもらって、ツモれてなかったら打ち始めれば良いというセッコセコ戦法をチームフレッシュが取ってきたのです!!!セコい!頭いい!!!やってることが全然フレッシュじゃない!!!ただ人数で負けている上に、誰も打たないなら打つしかないため、しぶしぶ打ち始める毎日。
ただある日ついにモヤシメンバー1が行動を起こす。
おもむろに離席中の数台の呼び出しボタンを押す。ざわつくチームフレッシュ。
店員
「どうしましたか?」
イケメンモヤシ
「あの人たち台だけ取って30分くらいずっと打って無いんですけど、台開放してもらえませんか?」
クソフレッシュ
「あーあー打つ打つ!打つよ!」
一瞬で戻ってきたフレッシュマンたち。流石に店員に開放されては困ると打ち始め、なんとか事なきを得ましたが、これによりチームフレッシュとチームモヤシの仲は最悪に…。そして入場がフレッシュとモヤシでいっしょくたにされていたため、結局フレッシュとモヤシだけ早並びバトルが再発してしまうのでした・・・。
この頃に培った並び耐性により、以後何時から並ぶのにも苦ではなくなりました。この当時は、お店の並び開始の規則が閉店後シャッターが下りた後と決まっていたため、閉店後シャッターが閉まるやいなや並んでいました。早並びの担当は何を隠そうワタシだったのです。
この最悪な事態がしばらく続くのですが、お店のイベントそのものには特に影響せず、あくまでもチーム同士の小競り合いの範疇でした。
ここまではまだマシだったのです・・・
5.ついに衝突!チーム入れ墨 VS チームラグビー
今でも鮮明に思い出されるこの事件。発端は新台入れ替えに伴い店内の台配置が変更になり、当日1番手入場だったチーム入れ墨がバイオのシマを探し損ねている間にチームラグビーがバイオのシマを抑えたのです!
バイオはあくまで暗黙の了解的なルールですが、店内で最も機械割が高い機種という事もあって、1番手に入場したチームが常に抑えていました。この日、初めてその均衡が破られたのです。
入れ墨リーダー
「オイ、お前ら何してんだ」
ラグビーリーダー
「誰も座ってねーから座っただけだ」
墨
「そんなん関係ねぇ。どけよ」
ラグビー
「そうか、なら店員に判断してもらおうか(呼び出しポチー)」
当時を思い出しながら書いていますが会話は大体こんな感じでした。
ここで入れ墨リーダーは退散。
あーまぁ先に座ったもん勝ちだし仕方ないよな・・・
とか思いつつ戦国のシマにモヤシはいました。
約1時間後・・・
入れ墨集団が大勢来てバイオ島のラグビーメンバーを取り囲みました。
戦国はバイオの真後ろだったため、必然的にモシも、見た目上取り囲まれている状態に・・・。
さらに入れ墨リーダーのさらに上と思われるどう見てもカタギではないおじさんがラグビーに話しかける。
入れ墨裏ボス
「終わるまで待ってるから、終わったら外出ろや」
そして取り囲んでいたメンバーとともにお店を出ていきました。
ここはギャングの町ですか!?
もちろんラグビーの人達も素直に出ていくわけではなく、すぐに誰かに連絡を取っていました。
この後、なんとトラブルなくその1日を終えたのです。
イケメンモヤシの話によれば、入れ墨裏ボスとラグビーの親ヤクザが話をつけたそうで、その後何回かバイオを入れ墨に譲ることで解決したようでした。親同士冷静に解決した模様です。
この時、チームパカパカのあるメンバーがこの様子を店員に報告していました。この2チームを消すチャンスだと思ったのかもしれません。
チームパカパカはこの店舗にいる5チームの中では珍しく、普段から店員と
そこそこコミュニケーションを取るタイプのチームでした。
この時、気づくべきでした。
チームパカパカの本性に・・・。
何度も言いますが、これは一切の脚色なくノンフィクションです。
次回、最終話。チームパカパカの正体とお店の顛末。
ご期待ください。
ハム式
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