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初めて知った自分を愛すること

弱肉強食のこの土地でたくさんのことを学ばせてもらったな。
友人は母国の家族に月々仕送りをしなくちゃいけないのに仕事がなかなかなくて困ってた。彼女もアラフィフ世代。
ちょうど働いてた職場が人を募集していたから当時のマネージャーさんにお願いしたらマネージャーさんも親身に助けてくれ同じ職場で仕事をすることとなりました。マネージャーさんが長年勤めてた職場に別れを告げマネージメントがオーナー夫婦に変わってから私に風あたりがキツくなったのを彼女は見ていて、だんだんと私のことを避けるようになったこと。母国の家族の命が関わってることと自分の今の仕事のポジションを絶対に失いたくない、短時間でわりに楽に稼げるから体が疲れない、あなたは真面目に一生懸命に働くけれどオーナー夫婦になぜか嫌われてるから親しくはできないと告げられました。
ショックや怒りというよりも嬉しかった。
段々と自分が生きやすくなり、要らないものが削られていき
本当に必要なものだけが残っていくシンプルな生き方に近づいていってるから
本当に自分が欲しいものだけに。
若い頃から国や人のためにずっと闘い時間を費やしてきた彼女は生き延びるためにこういうことを繰り返してきたんだろう。
自分のやりたいことやお洒落に全く時間やお金を費やしたことがなかったらしい。
その点、私たちはなんて恵まれているんだろう。

先日、出勤日を1日減らすことを申請したのです。
今まで、お金のしがらみから抜けず減らせなかったけれど体にストレスを溜めて稼いだお金が医療費に飛んでいってしまうよりも健康を選択しよう!と大きな決断でもありました。
この決断をしたときに涙が溢れいっぱい泣きました。
”ごめんね!今まで無理させて辛い思いさせて。もうこれ以上辛い思いをさせないからね!いっぱい楽しませてあげるからごめんね!”と自分にいっぱいハグしたこと。自分を誇りに思えた。
これから春
この年齢に達し、やっと自分を愛することを知った喜びでいっぱいになった初めての春。

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