ゴールデンカムイ配役騒動 ~その1~
ゴールデンカムイの実写版キャストのツイートで「アイヌの役はアイヌがやるべき。アイヌがやらないなら観に行かない」という感じのツイートが話題になっているので、それについて自分の考えを記事に書こうと思います。
話題のツイート
全部読むと長いのでこの記事の中に要約を書きます。
ツイ主の主張(要約)
ツイ主(「ついぬし」=ツイートをした人)の主張はこうです。
「マイノリティの役はマイノリティの当事者が演じるべき」
だから
「アイヌの役はアイヌが演じるべき」
というものです。
そして、それに加えて、「それじゃなきゃ観ない!」と言って、さらには、「みんなもそうだよな!いいねとツイートでみんなの意見を世に主張しよう!」
と言っているのです。
ツイ主は以前から
「日本人の役は日本人が演じるべき」
「LGBTの役はLGBTの人が演じるべき」
というこんな主張を繰り返しています。
つまりは、
「日本人の役を日本人俳優が演じている作品じゃなきゃ観ない!」
「LGBTの役をLGBTとして生きている本人が演じた作品じゃなきゃ観ない!」
というのがツイ主の主張です。
私の見解
返信や引用には賛否両論ありますが、否定的なものが多いようです。
私もどちらかと言えば否定的なのですが、これは「アイヌの役はアイヌ人でなければならない」に対してです。
差別をなくそうとする姿勢やそのための活動には賛成です。
ツイ主の主張を理解するためには、ツイ主のこれまでのツイートや活動を知らなければなりません。でも、ツイ主のツイートの履歴を追ってしっかりと理解するには、かなりの時間が必要です。
そして、ツイ主の主張を理解するためにはアメリカで起きている”差別”を理解しなければなりません。
そこで、まず最初に私が賛成できる部分と、私が知っている”差別”についてお話ししたいと思います。
賛成できる部分
大きく分けると2つです。
出演者の選考(オーディション)において、アイヌ差別を理由にしてアイヌを落選させてはいけない。
アイヌの役はアイヌが演じたほうが良い作品ができる。
「そんなことどこにも書いてないぞ」と思う読者もいるかもしれません。その通りです。私もこんなことどこにも書いてないと思っています。
なので、これは私なりの解釈だと思って下さい。
私がアメリカに行って演技の勉強をしているとき、アメリカには日本と比にならないくらいたくさんの差別があることを知りました。
私の周りにも「差別はダメ」という主張をしている人たちがいまして、彼らの意見に照らして考え、さらにツイ主の過激な部分を極力排除すると、このような解釈になったわけです。
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この話題に関しては賛成できる部分と賛成できない部分が半々なので、少し噛み砕きながら記事にしていこうと思っています。
ちょっと長くなるかもしれませんが、最後までおつきあいいただければ幸いです。
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