スター・ウォーズと西洋剣術①
「ライトセーバーは日本の殺陣を参考に作られている」
というつぶやきをツイッターで見かけますが、今日はこれについてお話します。
ネット上では?
まず、予備情報としてネット検索の結果を紹介します。
これらの記事を読んでいて面白かったのは、
・ダースベイダーのモデルは伊達政宗。
・ライトセーバーの持ち方は、サムライを意識して作られている。
・ジェダイは戦士であるとともに、僧侶でもある。
・ライトセーバーは当初、重い設定だった。
という4点です。
伊達政宗!?
何年も前ですが、この情報を知ったときに「!?」って思いました。
嬉しいのと複雑なのが半分半分です。
記事によると
宮城県にある仙台市立博物館は、『スター・ウォーズ』の構想が進む1975年頃、映画関係者に依頼を受けて伊達政宗所蔵とされる「黒漆塗五枚胴具足(くろうるしぬりごまいどうぐそく)」の写真をハリウッドへ送っている
ということらしいです。
私は具足の写真を送っていることまでは知らなかったのですが、ダースベイダーのモデルが伊達政宗ということを知ったときは、日本人として素直に嬉しかったです。
ダースベイダー以外にもジョージ・ルーカス監督が日本文化の影響を受けているところは多々見られて、中でも黒澤明監督の作品に影響を受けたというのは有名は話です。
そして、この「スター・ウォーズは日本文化の影響を受けている」という認識がネット上の混乱を招いている気がしたので、今日の記事を書きました。
記事の内容は、西洋剣術の専門家としてライトセーバーの動きを分析し、ファイト・ディレクターとして解説したものになりますが、みなさんの参考になれば幸いです。
ここから先は
2,288字
¥ 1,500
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
サポートいただいた金額は研究費や渡航費にあてさせていただきます。これからも応援よろしくお願いいたします。