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ジャンヌ・ダルク講座<人物編>①
この記事は6/27(土)21:00から予定されている、ジャンヌ・ダルク講座<人物編>のための記事です。予習や復習にご活用下さい。
ジャンヌ・ダルク
ポイント
ジャンヌ・ダルクについて次のポイントを押さえておくと物語が理解しやすいです。
・1412年~1431年の人
・農民 → 騎士
・王太子シャルル → 戴冠式 → シャルル7世
・フランスでは聖女、イングランドでは魔女
・19歳で火刑に処され、その生涯を閉じる
簡単に解説
ジャンヌ・ダルクは地図の右上「ドンレミ」で生活をしていました。ドンレミはフランス王家に対し忠誠心を持っている村で、ジャンヌが育ったのはそんな土地でした。
12歳のときに「フランスを救え」という”神の声”を聞いて自分の使命に目覚めます。そしてジャンヌが初めに取り組んだのが、王太子シャルルの戴冠式。ジャンヌ・ダルクの英雄伝説の始まりです。
1428年、彼女が16歳のときに、ドンレミから北にあるヴォークルールにいるボードリクールという守備隊長に会い、シノンにいる王太子シャルルへの面会を求めるが断られる。
1429年1月、再度ボードリクールに会い、ニシンの戦いの勝敗に関する予言を伝えたところ、その予言が的中していることにボードリクールは驚き、このことがきっかけで、ボードリクールの護衛の下、ジャンヌはシノンに向かうことになる。
シノンで王太子シャルルと面会した後、ランスでの戴冠式を目指して各地の砦や街を取り戻していくことになるのですが、そのエピソードで有名なのが「オルレアン包囲戦」。フランス軍がイングランド軍に包囲されて長い間どうしようもなくなっていたのに、わずか10日で包囲から解放してしまったという戦いです。
このオルレアンの戦いで名前が出てくるのが、ラ・イールとジル・ド・レ。
ジャンヌ・ダルク講座<人物編>ではこのふたりについてもお話するのでご期待下さい。
その後も、ジャンヌの快進撃が続き、1429年の7月17日、念願の戴冠式を実現させます。
戴冠式を実現させたあともジャンヌは戦い続け、1430年のコンピエーニュ包囲戦の援軍として参戦した際に捕虜となってしまい、その後、魔女裁判などを経てその生涯と閉じるに至ります。
ジャンヌがなぜ魔女として裁かれたのか?については講義でお話しましたので、noteでの解説は控えたいと思います。
ジャンヌ・ダルクの魅力
・19歳の少女が起こした奇跡の数々
・混沌の中に突然現れた希望の光
・歴戦の英雄たちを魅了するその純粋さ
・光と闇の二面性を持つキャラクター
私の好きなジャンヌ・ダルク
私が好きなジャンヌ・ダルクは、ウィリアム・シェイクスピアの『ヘンリー6世』に登場するジャンヌ・ダルクです。このジャンヌ・ダルクはイングランド側の視点で書かれてあり、魔女としてとても魅力的に書かれています。
そして、『ヘンリー6世』ではジャンヌの戦闘シーンもあり、ワークショップなどで何回も演じた思い出があります。
もし、『ヘンリー6世』を観る機会があればぜひ観てみて下さい。
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