天職
「天職」という言葉があります。元は「天(神様)から与えられた仕事」といった意味のようですが、現代の日本社会では宗教的な意味合いが抜け落ちて、「心の底から楽しめる仕事」というようなニュアンスで使われることの多い言葉です。
英語では「コーリング」と言ったりもします。天(神様)からの「呼びかけ(=Call)」が語源で、「コーリング」こそが、資本主義のスピリットに繋がったとの学説ともあったりなかったり。
さて、皆さんは、自分の仕事を心の底から楽しめているでしょうか?自分の仕事を「天職」だと思えているでしょうか?
もちろん、大変なことがない仕事なんて1つたりともありません。お客さんから叱られることも時にはあるでしょう。辞めたくなることもあるかもしれません。
しかし、今、皆さんがその仕事をしているのは、何かしらの運命に手繰り寄せられた結果です。自分の仕事を「天職」だと思えるかどうかは、自分自身のマインドの持ちようだとも思います。
自分の仕事を「天職」だと思っている人は、自然と人脈が広がります。なぜなら、人は自分の仕事に誇りを持ち、また、自分の仕事を楽しんでいる人とは仲良くしたいと思いますし、一緒に仕事をしたいとも思われやすいからです。
今一度、そっと胸に手を添えて、自分の仕事を「天職」と思えているのかどうか、自分に問うてみてください。
我が愛読書を読み耽りながら、そんなことに思いを巡らせました。