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2.Y氏とのルール 月末の【契約更改】

お世話になります。カジヤマシオリです。

ときどき、お付き合いしているY氏とのあれこれをつづっています。
付き合いはじめてちょうど1年が経ったようです。早いなあ…

前回は、Y氏と私の両親の初対面の様子。

さて、Y氏とのお付き合いにはルールがあります。
そんな堅苦しいルールじゃないけど、もしかしたら私たちだけのものもあるかもしれないし。

今回は、毎月末にやっている話し合いについて。
私たちは「契約更改」と呼んでいます。

契約更改

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月末が近づくと、あらたまって
「月末ですよ」と私から切り出す。
すると、

Y氏「(食い気味に)更新でっ!」

というやりとりです。
ようは、月末が近づくと、来月以降も付き合いたいのか?その都度確認する目的です。

もちろん、私たちのお付き合いは契約ではありません。契約更改と呼んでいるだけです。

付き合い始めてから毎月、欠かさずにこの話し合いを行っています。

Y氏こそ即答ですが…本当に私でいいのか、不満はないのか、嫌なことはないのか、たくさん問いかけます。

石橋をたたいて渡るだけでは気が済まないんです。

なぜ、毎月末に通称「契約更改」をするほど慎重なのか。
それは、大学時代から6年間のお付き合いを経た末に、あっさり破局してしまったことが原因です。

6年も付き合ったのに、結婚も同棲もしなかった。

6年、という数字だけ見れば感心するかもしれない。

でも、別れた今何も残っていないんです。その事実が悲しいから。

契約更改の理由―6年間付き合っても何も残らなかったから

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5年近く遠距離恋愛せざるを得なかったのもあると思います。

直接会えないから、どうせ理解してもらえない(=自分も理解できっこない)と何かと理由をつけて話し合いを避けていました

付き合い始めて3年目くらいから、すでに価値観の違いやすれ違いが生まれていたにも関わらず。電話すればいいじゃん、と思われるかもしれませんが、それすらもなんだか遠慮していたのです。


何かと理由をつけて話し合いを避け、6年間も「お付き合い」という名前だけの関係がだらだらと続きました。本当に名前だけ。

それにがんばれば、自分がそうしたいと思えば月に1回は会えたと思う。なのに、ふたりともそうしなかった。

会えたのは年に2、3回くらい。遠いから、どうにもできっこないから、とうやむやにした。お互い歩むべき道が違うのは、早い段階ではっきりしていたのに。

6年間も付き合ったのに、一方的にフラれ、私には何も残りませんでした。6年間も付き合ったのに。

付き合ってはいたものの、最後の数年間は空白同然でした。幸せだったかどうかもあやうい。

何か月、何年付き合ったか」を気にする人も多いと思います。
しかし私の経験では、付き合う期間が長い=良い、とは思えません

いくら長くたって、その期間が空白と同然なら意味がない。

空白の期間が続くだけなら、早い段階で別れたほうがいい。お互いそれに気づいたならなおさら。

期間が長ければ長いほど「別れ」は言いづらくなるような気がする。

嫌いじゃない相手だし、今までの思い出もあるから。
こんなに長く付き合ったのに、とお互いが自分に言い聞かせてしまいがち。

それが分かってるから、ちゃんと言い出せるタイミングを作っておきたいんです。そうやって予防線を張らないと、Y氏とのお付き合いを始められませんでした。

もう遠距離恋愛じゃないんだし、ちゃんと話そう。
この関係は意味のないものだった、と振り返らなくていいように。

と、月末に「契約更改」のタイミングを設けています。
毎日毎日、ふたりの関係について話してるワケじゃないから、こうやってあらたまってみないと話せないこともあるし。

契約更改、「お付き合い」以外で話し合うこと

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基本的には、来月以降もよろしくお願いします、という話し合いなのですが。
それ以外にも、契約更改のタイミングでY氏に伝えてることはいっぱいあります。

・毎日飲みすぎなのでお酒の量を控えてほしい
・その月、Y氏のことでたえられなかったこと。やめてほしいこと
(たとえばバーで一晩飲み明かした末に「ごめんなしゃい」と泥酔して帰宅したこと、浮気未遂、「お前になんかわかりっこない」と大事なことを話してもらえなかったこと)
・今後のお付き合いについて
(最近だと同棲すること、両親との会食のこととか)

中には普段の会話でも口うるさく言ってるものもあるけど、契約更改のタイミングであらためて念押しします。

今のところは、言いたいことを改めてY氏に伝える意味合いが大きいです。

Y氏にも「何か言うことは?」と聞きますが、
・ちょっとわがまま
・部屋が汚い
・来月もうさぎカフェ行こうね
・旅行楽しみだね
・美味しいものいっぱい食べようね
・しゅき

くらいしか言われたことないかなあ。覚えてないだけかもしれないけど。

もしかして、いろいろ考えてても言ってくれてないだけなのかなあ。それで大げんかになるのが嫌なのかなあ。

Y氏にとっての契約更改

冒頭でも申し上げたとおり、Y氏はいつも即答です。「(お付き合い)更新で!」と。

ですが、私はいつも即答できません。Y氏は明らかに毎日お酒を飲みすぎているし、不安になるとその傾向が強くなるし。

その様子を見ていると、お付き合いが不安になります。いつも伝えているのに飲みすぎてしまうのが不安です。

契約更改のタイミングで、私から別れを切り出す可能性がないわけでもない。
しかし、いつも即答なY氏は
「(別れ話は)心臓に悪いのでせめて3ヶ月に1回にして」
「別れたくないから自分には必要ない」

という反応。と言いつつもちゃんと応じてくれてますが。

この関係が完全ではない限りは、続けようかなあと思ってます。

Y氏と私の契約更新

契約更改と題して会話すること自体めんどくさがられたらもう関係も終わり、という基準のひとつでもある。

そのときの関係性によって、契約更改の持つ意味合いもちょくちょく変わってくんだろうな。今のところはちゃんと会話してくれてるのでいいかな。

次回:私とは違うY氏の価値観 絵画の見方

お楽しみに!


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カジヤマシオリ(名古屋・安城の取材ライター)
Y氏と旅したり、ヨーロッパひとり旅したりする資金となってます。取材マガジン用の取材で飲むコーヒー代にあてます。 いつもお読みいただいてありがとうございます。どうぞよしなに…