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1.Y氏、両親と初会食の巻

お世話になります。カジヤマシオリ(@Kindermer)です。

noteで、お付き合いして1年になるY氏とのあれこれを書きはじめました。

手始めに更新したY氏のプロフィールが思った以上に読んでいただけたみたいで、
私自身のことよりも需要があると分かりました。うん、前から知っていたけど。私の仕事とか好きな国のことは興味ないよなみんな…

さて、2019年末、ついにY氏は私の両親(カジヤマ父・母)と初対面を果たしました。

正確にいうと、母とY氏は以前ニアミスしてます。私の入院中、Y氏と鉢合わせしたくなさすぎてあわてて病院を後にする母が、面会手続き中のY氏とすれちがったもようで。そのころから

「ずんぐりむっくり」

「ヘルメット持ってた人?肉体労働の人なの?(怪訝そうな目)」

「顔の濃い人はムリ」

「歓迎していないからね、私は」

「早く○○くん(元カレ)とヨリを戻しなさい」

「(カジヤマ宅の洗濯機内にY氏のパンツが入っていたため)私はあの人のパンツを干した。分別のない人、二度と家に上げるな」


とひどい言われようでした。かわいそうにY氏。

カジヤマ父も「恐ろしいほどにどうでもいい」と。さんざんだな。

こんな感じですが、うちの両親にまず会わせなければ同棲や結婚などなど、いろんなことがすすまない。

Y氏もおっかなびっくり、覚悟を決めてのことでした。

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私の実家は広島県と岡山県の県境。私の帰省にあわせてY氏も愛知県から来訪し、まずは宮島観光や広島産カキの食べ放題をふたりで楽しみ、父の仕事が終わるのを待って、夕方から地元で両親との会食。

食べ放題でチャージしたぷりぷりカキパワーを無事Y氏は発揮できたのか?
塩はまかれなかったのか?
修羅場にならなかったのか?

もちろんY氏の様子も気になると思いますが、カジヤマ父・母も通常運転とはいかなかったようです。娘の彼氏とちゃんと会食なんて初めてのことだし。

ストーリー仕立てにすると仰々しい感じになりそうなので、会食中の出来事を時系列にずらーっと並べてみました。見出しだけでも初対面のアウトラインが追えてしまうという。

Y氏、手土産にお酒を買おうとする

どこの家庭もお前みたいに飲んべえだと思うなよ!と諭してなごや嬢(ピンクの箱のおかし)に。

カジヤマ父、年末のあいさつ回りに時間がかかって遅刻

17:15までには職場を後にすると言っていたのに…(笑)
年末につき、あいさつ回りに予定以上時間がかかって遅刻しました。

Y氏と私とカジヤマ母は予定通りに駅に到着。父を待つあいだ、3人の乗った車は、カジヤマ母の「何を話せば…」という空気とともに駅周辺をぐるぐる走りつづけました。


会場はカジヤマ父が長年懇意にしているレストラン

仕事の関係で顔がきく上、1万円以上のお食事券(有効期限が年末)を持っていたため。万一余ったらおいしいホテルカレーと引き換えます、と偉い人と話していた父。ついでに言うと、カジヤマ父・母が結婚披露宴をした場所。

Y氏、最初の一杯は遠慮せず「生ビール(大ジョッキ)」

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参考画像(写真はメガジョッキハイボールですが、このくらいの大きさでした)

お酒が好きなY氏、料理よりも先にお酒から選ぶ派。でも父が懇意にしているレストランはお酒メニューが少なくて…

両親「遠慮せず、好きなものを飲んでください」
Y氏「生ビール、大で!」
両親「!?」

たくさんお酒を飲む人だと両親には事前情報を渡していたものの、うちの家族には生ビールを大で頼む人はいません。

私はもう慣れましたが、見慣れないとびっくりするよね…

本当に遠慮しないY氏。

Y氏、夜もカキづくし料理をオーダー

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昼にたらふく焼きガキの食べ放題を楽しんだにもかかわらず、Y氏は夜もカキたっぷりの定食。他にもメニューはあったのに…まだかきパワーが足りんようだ。


Y氏、芋焼酎の美味しさに目覚める

「ビールもハイボールも飲み終わったしなあ」と白ワインを頼もうかとしていたY氏、カジヤマ父が美味しそうに飲む芋焼酎のお湯割りに挑戦。
(本当は焼酎や日本酒があまり好きでない)

意外に美味しかったのか、その後3杯くらい続けて飲んでいました。ニコニコしながら。父の好きなものが自分も飲めてほっとしたんだろうな…

カジヤマ父、酔っ払って話し続ける

Y氏のような酒豪はカジヤマ家にいません。さらに、Y氏のような理系も両祖父の代まで。

読書家な父は図書館の本を図鑑以外読みつくしたタイプ、読書家じゃないY氏は図鑑のほうが好きなタイプ。

エンジニアの仕事の話は両親と私じゃ深堀りできないし、父に合わせて本や政治の話もできない。

結局、酔っ払った父がこの場に関係のない話をし続けるカオスな空間になりました。私がY氏についての話題を幾度となく振っても無駄でした。


カジヤマ父「もっとブサイクなんが来ると思っていた」

カジヤマ父「顔は中よりも上じゃのう(広島弁)」

爆笑。酔っ払ったカジヤマ父、どんな失礼だよ(母は美人ですがカジヤマ父は、まあ酔っ払いなのでお察しください)

Y氏、ニコニコしながらひたすら話を聞く

泥酔した父の話をニコニコしながら聞き続けたY氏。部長の仕事、慰安旅行、小学生時代に流行った遊び、ヘルニアで画期的な内視鏡手術を受けたこと…

弟はあんまり話を聞いてくれないし、話を聞いてくれる相手がいて嬉しかったんだと思う。

しかし、Y氏は本題をなかなか切り出せずにいた。

Y氏、話をぶった切る

このままだとカジヤマ父の独壇場で終わると覚悟し
(カジヤマ母と私、父の話を無視してドリンクバーの紅茶に夢中)
無理やり話をぶった切ったY氏。

Y氏「同棲させてほしいのですが」
冒頭に切り出さなくてよかったのかもしれない。カジヤマ父の話を2時間以上辛抱強く聞いた後でよかったのかもしれない。なぜなら泥酔し、話を聞いてもらえたカジヤマ父は上機嫌だったから。

カジヤマ父「ああ、どうぞどうぞ!」
私とY氏の同棲はあっさり両親に受け入れられました。こんなあっさり話が通るとは。
カジヤマ父がいいというなら、カジヤマ母も反対できません。

Y氏「逆に、要望はありますか?(絶対何か言われるんだろうなあ)」
カジヤマ母「コーポみたいなところはいけんよ。親子が住んどると落ち着かんけえね」
私とY氏「(そこ!?)

そんなこんなで、会食のメインは終了しました。


Y氏、お酒のペースは通常運転

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結局、3時間足らずで

生ビール(大ジョッキ)×1
ハイボール×2
イモ焼酎お湯割り×3

を飲み干したY氏。その半分も飲んでないはずのカジヤマ父のほうが泥酔していました。

冒頭にもあったとおり、父は余った食事券のことをスタッフさんと相談していたのですが、これだけ飲んだので、お食事券をきっちり使い切りました。余りませんでした。

お食事券があるんだから好きなだけ飲め、と両親は言っていたものの、あれはさすがに飲みすぎじゃないかと振り返っていました。

カジヤマ母「ええことよ、おつまみなしでもずっとお酒が飲めるんじゃけえ。でもいつか肝臓壊すよ」


カジヤマ母、車のドアのカギを閉め忘れる

お会計を済ませ、駐車場に停めた車に乗り込もうとすると

カジヤマ母「(カギを手に持ち)あれ…私閉め忘れとったわ!」
Y氏・私「きゃああああああ」
カジヤマ父「…」

カジヤマ母、イレギュラーな出来事に平常心でいられなかったことが丸わかり

さいごに(というか後日談)

Y氏とカジヤマ両親の初対面。

緊張をまぎらわすためにお酒は通常運転のY氏、泥酔して暴走するカジヤマ父、車のカギを閉め忘れるカジヤマ母といった感じで、大波乱はありませんでした。平和に終わりました

Y氏の職業と学歴と人の良さが分かったためか、両親はY氏との同棲に反対することもなく。

ただ、後日カジヤマ母は「何年付き合ったって別れる人もいるんだから」「(同棲してからも)すぐ出ていけるようにものは最低限で!」「(同棲を始めたら)心配だからY氏さんに1ヶ月に1回は帰省させてもらう!絶対!」といろいろ言っていました。

それでもY氏を信頼できると思ったのか「Y氏さんの電話番号を教えてほしい。(私が)生きてるか心配だから、生きてるか聞きたい。何もなければ(私が連絡をちゃんとすれば)連絡しない」と。

私の入院中、Y氏との鉢合わせを避けていた頃に比べれば距離が縮まったのでは、と。

カジヤマ父は「部屋が汚いから(今の部屋を片付けて引越しするの自体)無理だろう…」とだけ。

許可したんはどうせ無理だと思ったからか?え?

とはいえ泥酔中は「アンタが幸せそうだったらええんよ。本当に、それだけ」と言ってくれました。泥酔中しか言えないだろうけど嬉しかった。Y氏のことだけでなく遠方での独り暮らしやライター業に反対できないのも、この思いがあるからなのかな、と。

ライター業なんて昔カジヤマ父がやりたかったことそのものだしね。

Y氏「塩まかれるかと思った…」

結局長くなりましたが、読んでいただき誠にありがとうございました。

今後もY氏とカジヤマ両親の関係性を見守っていただけると幸いです。一触即発状態にならんよう、私も精進します…

次回:Y氏とのルール 月末の【契約更改】

お楽しみに!

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カジヤマシオリ(名古屋・安城の取材ライター)
Y氏と旅したり、ヨーロッパひとり旅したりする資金となってます。取材マガジン用の取材で飲むコーヒー代にあてます。 いつもお読みいただいてありがとうございます。どうぞよしなに…