23歳 初海外渡航記inドイツ⑦
7日目、最終日です
(前回のお話はこちら)
ドイツのスーパー
この日は朝から、数日前に友人に連れて来て
貰ったスーパーへ1人で買い物に行きました。
基本的には、日本と変わらぬスーパーでしたが、
やはりここはドイツ。
パンがショーケースにたっくさん!!
写真は撮り忘れましたが、ミスタードーナツの
ような方式で、陳列されていました。
そして、お酒コーナーの充実度もかなり凄い。
こちらも写真はありませんが、ビールのみで棚が全て埋まっていて、反対側はワインやウイスキーが。
そしてそして、ドイツはとにかく
チョコ、チョコ、チョコ!!!
「チョコレート年間消費ランキング」では
スイス、オーストリアに次いで、ドイツは第3位。
(日本は31位)
確かに、お土産を見ていてもチョコだらけ。
そして街中には、スイーツ屋さんも本当に
たくさんありました。
さらにドイツのスーパーは、日本とは違う点が
まだあります。
①ベルトコンベアに商品を全部出す
②次のお客さんの商品と混ざらないよう、
仕切り棒を置く
③店員さんがスキャンした商品を、自分の鞄に
入れていく
まず①から大変でした。
購入点数が多いと、これだけでかなりの手間に。
そして、③はもっと大変でした。
スキャンをし終えた商品が留まるスペースが狭めなので、(日本のスーパーにあるサッカー台の
4分の1程度?)店員さんとの競争のような気持ちになりました(笑)
お昼は超巨大サイズの…
ドイツ最後の食事は、友人おすすめのお店へ。
そこは、“超巨大ピザ” が有名な場所で、平日の
開店と同時に行きましたが、ものの30分で広い
店内は、あっという間にほぼ満席になっていま
した。
ピザは注文を受けてから作るので、30分くらいは待ったような気がします。
そして、サイズがあまりに1枚が大きすぎるので
ハーフ&ハーフを注文して、シェアしました。
それがこちら↓↓↓
もうお皿の意味が無いくらい、はみ出しちゃっています。
目視なので何とも言えませんが、おそらく直径40cmくらいはあったのではないかな…と。
そして、これがハーフではなく丸々一枚に
なると、いよいよお皿が使えないので、
クッキングシートのようなものが敷かれ、
その上にピザが来るそうです(笑)
ナイフとフォークを使って1切れずつカットして
食べますが、明らかに私が知っている “1切れ ”
ではありませんでした。
それでも薄めでカリカリの生地と、飽きのこない味で、あっという間に完食しました!
飛行機に間に合わない!?
そして、ついにこの一週間の旅ともお別れです。
フランクフルト空港へと向かうべく、約3時間半
列車に揺られます。
(もう終わっちゃうのか〜あっという間だったな)と、写真フォルダを見返したり、窓の外の景色を目に焼き付けたりしていると…
突然、列車が止まりました。
(動物でもいたのかな?列車の信号待ちとか?)と、さほど気にも留めていませんでしたが、
いつまで経っても動き出しません。
すると、通常は自動音声であるはずの車内に
乗務員さんの早口なドイツ語が聞こえてきました。
その放送を聞いき終えた瞬間、乗客の数名が
溜息をつき、どこかへ電話をし始めました。
相変わらず一切状況のわからない私でしたが、
ただ、マズイ状況であることはその重苦しい空気から察しました。
そして、列車の乗り換え案内アプリを見てみると、こんなことが書いてありました。
不発弾の処理!?
そう、この影響でダイヤが大幅に乱れ、遅延。
さらに、私が降車予定だったフランクフルト空港の最寄り駅への停車が、取り止めとなったのです。
そうこうしている間に、列車は完全に止まり、
一時、車内の電気まで消えました。
結局2時間以上の遅延を経て、ようやく空港の
最寄り駅に着いたのは、何と飛行機出発の
1時間前。
本来なら、[チェックイン→預け荷物の手続き→保安検査→税関検査→出国審査→搭乗口到着]の
手順を【30分前までに】終えていなければ
いけません。
だがしかし、1時間前の今、私がいるのは
空港の最寄り駅。
しかもこの最寄り駅は第1ターミナル。
私が乗る飛行機は第2ターミナル。
ここから更に、第2ターミナル行きの空港内列車に乗る必要があります。
(1つでも行程を間違えたら、絶対乗り遅れる。)
初めての国際線 inドイツ という、あまりに無謀な状況に、私の脳内は完全パニック状態でした。
そして、ようやく第2ターミナルに着いた
ときには、出発まで残り45分。
当然、チェックインカウンターは既に閉まって
おり、ここからどこに向かえばいいかもわかりません。
私は、近くにいた職員の方を捕まえ、拙い英語で聞きました。
👩「Narita!! How do I go!?」
(成田どうやって行ったらいいですか!?)
👮「???」
👩「This!!!!(eチケットの画面を見せながら)」
👮 (隣にいた職員と何やら話す)
「The check-in counter is closed.」
(チェックインカウンターはもう閉まったよ)
👩 (絶望)
👮 (再び隣の職員と何やら話す)
「Go up and go here. hurry up!!」
(あそこ上ったらこのゲート行って。急いで!)
👩 「Thank you.😭」
焦りがMAXになった私は、もうボロ泣きでした。
両手にキャリー、コート、手提げを持ち、
広々とした空港内を泣きながらダッシュする姿は
さぞかし目立っていたことでしょう。
こうして、チェックインと預け荷物の手続きを
すっ飛ばして諸検査場に着くと、職員の方々に
たくさん声を掛けられました。
👱♀️「Don't worry」(心配しないで)
👱「Don't cry.I get sad too.」
(泣かないで。僕まで悲しくなっちゃうよ。)
こうして、皆さんの優しさのお陰で、何とか
出発予定時間の20分前に搭乗口前まで辿り着く
ことができました。
最後に
今回の初海外旅は、
”当たり前が当たり前じゃない“ ことを実感し、
そして本当にただただ
”人の優しさ“ に助けてもらいました。
コミュニケーションが取れるようわかりやすい言葉に噛み砕いてくれたり、キャリーを持って階段を登っていたら代わりに上まで持ってくれたり、困っていたら声を掛けてくれたり。
だからこそ、次回行くときはできる限り、現地の言葉で意思疎通を取れるよう、もっと頑張りたいな、と思います。
最後までドタバタなこの一週間は、私の人生に
とっても凄く貴重で、一生忘れない経験となり
ました。
おわり
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