最高レート1772.瞬間894位達成追い風イルカマン構築
1.はじめに
レート1772というポケモンをちゃんとプレイしている方からしたら針にも棒にもかからないような結果なうえ、最終順位は五桁という話にならない強さの初心者が自己満足で書くブログであることをご了承いただける方のみ本文にお進みください。
2.構築経緯
赫月ガチグマ、サーフゴー、カイリューの3体を入れた構築が環境の中心になること、アマガドオーが初期は増えることが予想できたので、そこに弱くないエースポケモンを採用したかった。そこで考えついたのがハチマキイルカマンである。カイリューには一見不利に見えるが、マルスケを貫通して冷凍パンチでワンパンでき、なんならマルスケさえ剥がせばウェーブタックルで8割くらい抉ることができるので立ち回り次第でカバーできると考えて採用した。
なお、HBサーフゴー確定一発、H振り等倍赫月ガチグマ確定1発である。また貯水ドオーには詰まされかねないが、この構築の前に使っていたパーティで天然ドオーにしか当たらなかったので貯水ドオーは切っていいと判断した。
そして2体目にはアーマーガアを採用した。理由としてはタイプなど諸々踏まえて現環境最強のクッションだと考えているから。電気は一貫するが構築単位でカバーできるので迷わず採用に至った。
その際、マスカーニャやドラパルトなどハチマキイルカマンでは上を取られてしまい厳しい相手が多いので、アーマーガアに追い風を採用して立ち回りの幅を広げた。追い風のおかげで勝った試合が2回、鉄壁がなくて負けた試合が一回だったのでまあ鉄壁とどちらでもよかった気はするが読まれないので楽しかった。
もともとはここにドオーを加えてアマガドオーで回していたのだが、イルカマンにインファイトがあってもブリジュラスに負け続け、ドオーが勝てるポケモンもアンコールのないアシレーヌくらいだったのでドオーを外し、この環境では持久力のボディプブリが多かったのでサーフゴーで完封できると判断して採用した。ついでにキョジオーンの対策にもなれるよう隠密マントを持たせた。
四体目には、カイリューがやはり重めではあったのでスケショガブリアスを採用した。意地のステラテラスで採用することで、剣舞ステラ地震でHP振りガチグマを超高乱数、ステラスケショ4発でHP振りガチグマを確定一発で倒すことができ、ガチカイサフゴに有利を取れる型として採用した。結局テラスタルを切ることはほとんどなかったがスケショと地震の圧力でカイリューやサーフゴーに立ち回りを制限させたので充分強いポケモンだった。身代わりはほとんど使わなかったがステラテラスな以上アマガには元々勝てない点、相手テラスを見れる安定択になれる点があり下手な攻撃技よりも採用価値はあったと思う。
5体目には黒いメガネドドゲザンを採用した。サザンサフゴへの安定性、ラストの詰め性能が高く大変優秀だった。黒いメガネのおかげで火力が伸びて押し切れた場面も多かったのでオボンよりこっちがいいと思う。剣舞は欲しいけど積める場面があまりなかったのでステロやギロチンと選択
6体目は正直決まっていなかったので、かなり相手の対策が絞られて選出を制限できるガチグマを入れた。選出率は0%
3.単体解説
ドドゲザン @ くろいメガネ
テラスタイプ: あく
特性: そうだいしょう
性格: いじっぱり
207(252)-205(252)-140-72-105-71(4)
ふいうち / ドゲザン / アイアンヘッド / つるぎのまい
(攻撃と素早さの努力値振りが少しミスをしている可能性があります)
選出率同率4位15%くらい
サザンサフゴに気持ち有利な枠
カイリューにはテラス切る切らないの読み合いさえ制せればある程度有利だと思う。
詰め性能が高いと書いたがこの構築は基本イルカか稀にアマガで詰めるので大体は厳しい相手を削る役目だった。あまり特殊なこともないのでシンプルな使用でいい。要所要所の試合でいぶし銀的な活躍をしてくれました。苦手なサザンドラを無理やり誤魔化したり、パーティに必要不可欠な存在でした。本当にありがとう。
サーフゴー @ おんみつマント
テラスタイプ: みず
特性: おうごんのからだ
性格: ずぶとい
191(228)-72-161(252)-154(4)-112(4)-107(20)
ゴールドラッシュ / シャドーボール / わるだくみ / じこさいせい
選出率3位40%くらい
ブリジュラス対策として入ってきたが、スカーフ警戒されることが多くめちゃくちゃ耐久ポケモンに強かった。ハチマキのないマスカーニャくらいの火力なら1.5はたきの後に回復を挟めば受け切れるので優秀
ハチマキカイリューの地震で7、8割意地カイリューの地震が半分からA無振りカイリューの地震なら確定3発、この感覚で相手の型を大体割っていた。
1700に上がってからほとんどの試合で出していた。一部のポケモン除いてだいぶ強く立ち回ることができるので隠密サフゴも捨てたものじゃないと思う。飛テラバカイリューやマスカーニャ、エルレイド、数多くの受け駒全てを破壊してくれたこの構築の裏エース。シーズン16に続いてこの高みまで連れてきてくれてありがとう。
イルカマン(変身) @ こだわりハチマキ
テラスタイプ: みず
特性: マイティチェンジ
性格: いじっぱり
175-233(252)-118(4)-113-107-152(252)
ウェーブタックル / クイックターン / ジェットパンチ / れいとうパンチ
この構築の絶対的エース。選出率1位100%
準速なので最速セグレイブと同速
テラスウェブタの火力は凄まじく、等倍HBサーフゴーを確定一発、半減ドラパルトとかも飛ばせる火力がある
立ち回りとしては選出する場合(基本出す)確実に初手に投げる(後投げできる耐久がないから)
相手がスカーフの可能性があるサーフゴー対面や、上を取られて麻痺を入れられるのが嫌なデカヌ対面、絶対無理なドラパやマスカ対面は素引きをするが、アシレーヌやガチグマなとの対面ではクイックターンをおす。構築単位でウルガモスは重めであり、この構築に初手で出てくるウルガモスはスカーフかメガネがほとんどなので初手ガモス対面はテラスタルしてクイックターンを押すのが決め打ちとしてある。ガブリアス対面では裏のアマガをみてハチマキ型が突っ張ることは基本ないので冷凍パンチを押すことが多い。
半減ジェッパでもえげつないダメージが入るので、ほとんどの場合詰め筋になってくれるポケモン。ウェブタの反動に気をつけていればAボタンポチポチで勝てる。
基本こいつで詰める方法を考える。自覚が違うので頑丈ブリを冷パン氷で突破した。なんど絶望的な状況になろうとそのパワーでひっくり返してきたうちのヒーロー。今期最強の勝ち馬でした。本当にありがとう。
アーマーガア @ オボンのみ
テラスタイプ: かくとう
特性: プレッシャー
性格: わんぱく
205(252)-107-172(252)-65-106(4)-87
はねやすめ / とんぼがえり / アイアンヘッド / おいかぜ
選出率2位90%
個人的な偉いポイントはアイアンヘッドとオボンのみ。アイへはラス1でお互いに打点がなかった時に押せるうえ、ガチグマ対面で無限の勝ち筋(怯み)を狙うこともできるので優秀。また、ガチグマとの対面で S関係がわからなくて1ターン無難に待ちたい時の安定択にもなっていた。
無効タイプがないことも偉い。オボンは本当に確定数ずらしに貢献(具体的には選出した試合の約3割でオボンのおかげで受かった場面があった)しまくっていて、隠密やゴツメとは違った強さがあった。追い風については構築経緯で書いた通りだが、最終的に必要なかったにしろ追い風があるおかげでイルカマンを選出できた試合も多く、間違いではなかったと思う。ほとんどの試合で、受けて蜻蛉をして羽を挟んで蜻蛉をしてまた蜻蛉をして、という地味な仕事だったけれどお前がいなければこの構築は回らなかった。本当にありがとう。
ガブリアス @ いかさまダイス
テラスタイプ: ステラ
特性: さめはだ
性格: いじっぱり
183-200(252)-115-90-106(4)-154(252)
じしん / スケイルショット / つるぎのまい / みがわり
選出率同率4位15%くらい
前述したようにガチカイサーフへの一つの解答として採用した。シンプルに地震スケショがあるのでASガブとして強く、積まなくても相手に圧力をかけてくれた。後述のガチグマと合わせてイルカアマガに一貫する電気の一貫を切ってくれたのも素晴らしい。火傷を入れられスカーフを持たされてなおカイリューサーフガモスを半壊させたり、本当に強いポケモンだった。いつまでもこいつが主人公
ガブを入れてからほぼ無敗でここまで来た。お前のおかげで勝てた。本当にありがとう。
ガチグマ(赫月) @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: ノーマル
特性: しんがん
性格: ひかえめ
191(20)-81-140-205(252)-111(204)-76(28)
ブラッドムーン / だいちのちから / しんくうは / ハイパーボイス
選出率最下位0%
選出率0%とは言うものの、相手視点では出てきた場合の対策を選出しておかなければならず、そしてそのガチグマ対策はどれもピンポイント寄りなものが多くイルカマンのおやつなので(最速メガネサザンドラを除く)出さないけれど外せないポケモン。一応出すこともあるのかもしれないけれど自分はガチグマを出す構築ではないと思っているので200戦してもおそらく出さないと思う。けれど素晴らしい働きでした。本当にありがとう。
4.最後に
拙い文章をここまで読んでくださり本当にありがとうございました。自分の昔のメモからコピペしたりしたところもあるので語尾もバラバラで、本当に読みづらいところが多かったと思いますがそれでもここまで読んでくれたことに心から感謝します。この構築はアンコカイリューがきつく、終盤に負け越してしまい結果は振いませんでしたが、最強のポケモンカイリューがいなくてもこんな風に戦えるんだという希望を一人でも届けることができていればそれが何よりです。本当は公開する予定はなかったですが、イルカマンの記事がほとんどなかったのでこんなにやれるんだよということを伝えたく、こうして形にする経緯となりました。来季以降テストなども無い月があるので、また頑張っていきたいと思います。次は相棒のドラパを添えて1800を目指したいと思います