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Start The Clocks

フライトは大幅に遅れ、23時半の離陸となった。
窓から望む夜景と星空がとても綺麗だった。
期待が加速し、コンクリートの地面を離れる、ぐぅんとGがかかる。先日遊園地に行った時のことを思い出した。
国際問題も地球温暖化も深刻化し、賢者のシンキングも捗るばかりだが、世間はセルフ化が進み、個人の隔離を感じさせる。しかし、某ランドを筆頭として遊園地はキャスト、スタッフの接客が人を楽しませる。遊園地はひとときの休日を彩る人々の笑い声で溢れていた。
この機内でも、清廉な制服を着こなし美しい姿勢で歩くキャビンアテンダントさんが笑顔で人々を案内している、気持ちがいい。
その時朧げながらに浮かんできたんです。自分もこんな仕事に就きたいという思いが。

今は、備え付けのプレイヤーに入っているpink froidやBring Me The Horizonを聴きながらロックでエキサイティングな夜更かしをしている。夜中聴くロックの心への浸透率の高さは周知であるが、oasisのアルバムstop the clockの特効性やなんたるものか。
音質の悪い機内イヤホンから
17Champagne Supernova,18Don't Look Back In Angerが流れてきた時は ぐい と凝り固まっていた背筋が伸びた。
そうこうしているうちに到着、入国審査、留学生活が始まるのであった。

10時間のフライト

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