[新社会人、やらかす]ENFPの失敗傾向:Te編
しゃかいじんになりました
社会人になって一ヶ月が過ぎた。正直、実感はあまりない。研修に次ぐ研修で、全然仕事モードにならないのだ。
前回の記事
↑これを書いたとき、筆者はまだ学生だった。この頃は、社会人生活が不安でしょうがなかったものだ。朝起きれるかどうかや、週5の通勤に耐えれるかどうかなど、不安の種を挙げたらキリがない。
社会人になって思ったことは、意外となんとかなるということだ。朝も勝手に目が覚めるし、通勤も慣れてしまって精神的なキツさはあまり無い。なんなら4月は同期と馴れ合えてけっこう楽しかった。まぁ、通勤や工場研修でよく歩くので、足が常にパンパンなのがキツイ。
俺の足、厳しいって。
個性を表現したい
筆者は研修中、とにかく爪痕を残すことばかり考えていた。入社式でボケをかまし、研修中も質問を何度もすることで目立とうとした。
そして、同期とは満遍なく仲良しつつも特定のグループには属さない、八方美人戦略をとっていた。明るく振る舞うのに群れない男、ちょっとミステリアスでかっこいいやん?っていう動機だ。イタイ
やりすぎた飲み会
社会人最初の華金で、同期の飲み会に参加した。飲み会は8人程いただろうか。当然、筆者はここでも爪痕を残そうとした。しかし、取った戦術が良くなかった。
戦術の名は名付けて、
「酒強いキャラで一目置かれよう」
作戦だ。
良くない。今振り返ると、非常に良くない。何を思ったのか、飲み会が始まるや否や、筆者は急ピッチで強い酒を飲みまくった。ハイボール、芋焼酎のロック、麦のロック…
周りは知り合ったばかりの、お互い理解が不十分な同期達だ。みんなすっかり、筆者のことを「ガチで酒が強い奴」と思い込んでいた。
みんなが煽てるので、筆者はますます勢いづく。ビールをチェイサーとか言い出だしたり、ロック以外酒じゃねぇとか豪語して一気に飲み干したり…
そして、限界は突然やってきた。
ふぅ…と壁にもたれかかって一休みした後、また机に体を起こした瞬間…
胃の中のあらゆる液体が、源泉かけ流しで床と机に届けられた。
お食事中の方、本当に申し訳ない。筆者はどれほど罪を重ねれば気が済むのだろう。罪が重すぎて、きっと来世は子犬のフンに転生していることだろう。
その後も廊下で吐き、まともに真っすぐ歩けないので同期のみんなにホテルに連れてってもらった。同期のみんなは本当に優しくて、むしろ面白がってくれた。みんなありがとう。
翌日はさすがに後悔に苛まれたけど、同期のおかげで翌々日にはケロッとしていた。なんなら内心、ネタができてラッキーと思っている自分がいる。
しかし、大学1年生ならまだしも、筆者は大学院卒24歳の社会人だ。おかげですっかり酒癖悪いキャラだ。
うん、ちょっとミスった (*ノω・*)
自分の限界が分からない
アルコールの限界
なぜだろう。筆者は自分の限界が正しく認識できないのだ。あの日、なぜか何杯でもイケる自信があった。理由は、大学生の間、筆者は飲み会中に吐いたことが無かったからだ。ただ、今思えば周りのおかげだったのだろう。アイツはすぐ調子に乗るからヤバいという認識が周囲にあったため、周りの友達が筆者の手を留めてくれていたのだ。
しかし、今回は知り合って一週間も経ってない同期達だ。お互いそこまで詳しくない。故に、誰も筆者の快進撃を止めれなかったのだ。
いや、偉そうに分析しているけど完全に自分が悪いです。ホントすいませんでした。
体力の限界
他にも、筆者が自分の限界を見誤ったことは何度かある。例えば、受験勉強中のランニングだ。センター試験(共通テスト)を間近に控えた1月初旬、筆者は気合を入れるために極寒の地をランニングした。気持ちで負けてなるものかと、限界まで自分を追い込んだ。
結果、一週間ほど謎の病気で寝込むハメになった。吐き気と腹痛に対抗できず、勉強を諦めてミニオンの映画を観ることしかできなかった。
世の中、気合いではどうにもならないこともあるらしい。少なくとも、筆者の体は少年ジャンプの主人公では無いようだ。習った記憶が無いので、せめて問題集に載せておいて欲しい。
目標に対して一直線すぎる
筆者の恋愛パターン
筆者はこれまで5人の女性とお付き合いした。そのうち3人は、1月〜3月の間に別れた。
理由は極めて単純で、「他にやりたいことがあるから」である。
高校三年生のとき、受験に集中するために彼女との連絡をたった。結果、本番間近の2月にフラレた。
大学4年のとき、卒業論文に集中している間にデートが疎かになってしまった。それまで恋愛は最高潮まで盛り上がっていた割に、突然あっさりフラレた。
大学院1年のとき、就職活動を機に別れを切り出した。就職活動や研究に集中したいからである(彼女は公務員で地元から出られず、筆者は地元を出たいという理由もあった)。
筆者は同じ失敗を繰り返している。特に、大学4年時の失恋は号泣したのを覚えている。そして、失恋に打ちひしがれながら卒業研究の発表をした記憶がある。達成感が台無しである。
あまりにも不器用
学生の間ですらこの体たらくだ。社会人になったばかりの今、同じ失敗を繰り返す予感がプンプンする。筆者は悲しいことに、スイッチが入ると限界が来るまで頑張ってしまうのだ。計画的にコツコツというよりは、突発的なやる気の爆発に近い。そして、失ったものを振り返って後悔する悲しき生物なのだ。まるで自爆することでしか攻撃できない、赤と白の丸いポケモンのようだ。
ENFPの第3機能、Te
第三機能は使うのが苦手な機能らしい。enfpの頑張り過ぎの根源は、この第三機能Teかもしれない。ここがもう少し上手く働けば、失敗が減ること間違いない。改善のためのキーワードは、「客観性」だと思っている。かのメンタリストによると、迷ったら自分の直感と、合理的な判断の真ん中の択を選べば後悔が少ないらしい。まぁ、それができればこんなことにはなってないけど。
何事も適度に
筆者の座右の銘の1つは、「何事も適度に」である。こうして自分に言い聞かせないと、筆者はやり過ぎ、頑張りすぎの罠に陥ってしまうのだ。
とはいえ、別にこの言葉をトイレに貼って毎日読み上げているわけではない。その行為は適度ではなく、「過剰」な営みである。その過剰な行為こそ、「何事も適度に」の精神に反するのだ。たまには過剰な行いが「適度に」あってもいいという柔軟性を残してこそ、この教訓は活きると考えている。我ながらめんどくさい。
ということで、ほどほどを意識しつつ、適度に頑張っていこうと思う。
いつだって筆者は、周りに助けられてきた。だからこそ、周りをよく見よう。そして、周りを知る努力をしよう。私を止められるのは私ではない。他者だ。必要なのは、他者がもらたすブレーキだ。
新入社員の筆者は、入社後3年間の仕事が人生一番の頑張りどころだと意気込んでいる。よって、やりすぎ、集中しすぎによって体調を壊す危険はかなり高い。どこかで止めてくれる人が必要である。
私は私にこう語りかける。
「これからが勝負だ。心臓を捧げよ。」
ヤバそうだったら、誰か早めに止めて欲しい。
私は人類を滅ぼすまで進撃し続けるだろう。
息の根を止めるなら、今がチャンスだ。
完
ENFP(自己紹介)シリーズ