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雨の日はブルー

みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

部屋の窓を開けると、雨が降っていました。朝から雨だとテンションが下がるけど、でも雨の朝も素敵だよネ、って思えるようになった今日この頃です。

僕は視線を天に向けました。
「蒼天よ…TAKAYUKIは今週もなんとか乗り切ることができそうです。それも全て天のご加護があってこそ。感謝します。万歳、万歳、万々歳🙌」

それと最近、雨の日の匂いも好きになりました。一説によると、雨の匂いは微生物たちの排泄物らしい。

まあ僕ら人間は自然界に住ませて頂いている身分。目に見えない微生物たちのウンチくんの匂いを嗅いだって、何の問題もありませんョ。

だって僕は昔、『蹴球』というスポーツを日々熱心に取り組んでいました。蹴球試合に中止はないのです。つまり、大雨が降っていても試合を行うのであります。
それもピッチが芝生ではなく、土のグラウンドでも試合を続行するのですから始末に負えません。

よって、僕は微生物たちの排泄物を全身に浴びながら、時に口の中に入っても蹴球を行っていました。それでも今日まで生きてこられたのですから、大丈夫という証左でしょう。


あと、「酸性雨」って、嘘か誠かどっちだったのでしょうネ?


そんな過去を思い出しながら優しく降っている雨に対し、僕は口を開けて舌を出してみました。

全くもって『阿保』の一言につきますが、久しぶりに雨を味わってみようと思ったわけですョ。

僕は舌を出したり引っ込めたりしたけれども、何の味もしません。単に舌が濡れただけでした。

だけど僕はこの仕草がクセになってしまい、そのあともカメレオンが餌をめがけて舌を出すように、僕も舌を出したり引っ込めたりして遊んでしまいました。


絶望します。


そんな訳で今、気を取り直して『note』を書いているところでございます。


しばらく室内で雨の音を聞いていると、心のどこかで『ブルー』のスイッチが入るようで、どこか切ない気持ちになります。だけどその『ブルー』の感じが、僕は嫌いではありません。

一日中ハイテンションでいると疲れるし、重要な事を忘れがちになります。なので一歩下がった状態というか、俯瞰できる落ち着いた自分でいることも必要だと僕は思うのです。

なので久しぶりにちょっとブルーでキザな感じで、今日を過ごしてみようと思います。


お腹が空いたので、僕はウーバーってところにピザとコーラを頼んだ。


30分後、「ピーンポーン!」と家のチャイムが鳴った。


いつもなら脱兎のごとく玄関まで走っていくけれども、今日はブルーでキザな感じで過ごすと決めたのだ。
僕はゆっくりコタツから出ると、意中の人にフラれたドラマの主人公のように、俯きながらゆっくりと玄関まで歩いて行く…。


「ピーンポーン!」


「うるさいッ」


結局、僕は急ぎ足で玄関まで赴き、ドアをOpen!


ウーバーさんが雨に打たれながら立っていた。

「お会計2400円になります」

僕は心の中で思う………君、なりますって言葉は違うョ。お金はなりません。正しい言葉は、「2400円でございます」これで良いのです。

まあウーバーの君は個人なので致し方無いところはあるけれでも、未だに飲食店で、「2400円になります」って間違った接客用語を直さないのだから、腹が立ってしょうがない。

まさに、ハラ タツノリですョ!

「あの…2400円になりますけど…」

「嗚呼…申し訳ない。心ここにあらず状態に陥っていたよ」

「はあ………」

僕は急いで会計を済ませた。

するとウーバーさんは、首を傾げながら帰って行った。

「僕の試みは失敗に終わった。これも全て雨のせい。ぢゃあ飲もうか」

僕は冷蔵庫からルービーを取り出して飲んだ。


そのあと、僕はピザを食べながら、ルービーとコーラを交互に飲み続けた。




【了】


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