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久方ぶりに蹴球を見た!

みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

「ふぅ…間に合ったゾ。それでは乾杯!」

僕はグラスに注いだルービーを一気に飲み干した。テレビ画面には両国の選手たちが、横一列に並んでいる。久方ぶりに見る蹴球。

そして僕は、久方ぶりに国歌斉唱を聞いた。

「く、暗い。君が代はなんでこんなに暗い歌なのだろうか。もう国歌はサ、タマシイ〇ボリューションでよくネ?」

僕はマジで、ガチで申し上げております。君が代の歌詞もよく分からないしネ。しかも3番まであるんだってサ。みなさん、知ってましたかあ?

そして試合は後半戦に突入。
すると僕は食べようとした『烏賊刺し』が、箸の間からするりと落下した。
「なぬっ…き、君は味方じゃないか。さては寝返ったか! 誰か、3番を捕らえるのだあ」

すでに缶ビール3本を飲んで泥酔している場末のkindle作家。

無情にも試合時間がどんどん進んでいきます。ダイジョウブデスカ? 

「ってか、解説がうるせー。消音にしてスタジアムだけの音声ってできないのかなあ? マジでガチで解説がうるせー。何人いるんだョ」

泥酔しているとは言え、僕は静かに試合が見たいのです。まあ実況は必要だと思いますが、必要以上の情報は喋らなくて結構! 過去のWカップ予選が云々とかサ、もういいべや。

もうネ、実況の役割は単純明快ですョ。選手の名前を呼ぶだけ! あとはプレーの意図が難しかった場合や、VARの時だけ解説にフレば良いじゃありませんか。

だからたとえ放送事故になったとしても、不要に喋らないと約束して欲しい。あなたが欲しい…。

「嗚呼…このままホームゲームで負けてしまうのか。ずっとアジアで苦戦してるじゃん。ここはJapan。中東の笛も吹かれないんだョ。試合が終わったら、美味しいお肉とお寿司が待っているんだョ。だからお願い。そばにおいてね………ちがう! ど、同点に追いつくのだあー」

5缶目のルービーをグラスに注いだ時だった。


「あわわわっ…またオウンゴールだ。まあオウンゴールでも同点は同点だ。誰か、あの21番? に褒美を与えるのじゃ。そしてこのままの勢いで逆転するのだ。イケイケイケイケイケイケ!」

だけど僕の願いは届かず、試合はドロー決着となった。

久方ぶりに見た蹴球。色々あったけど、ナイスゲームでした。今夜はぐっすり眠れそうです。

選手のみなさん、お疲れ様でございました。各クラブに戻ってからのご活躍を祈念しております。


また来月、代表戦でお会いしましょう。ひっひっひっ。




【了】


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秋の夜長に拙著はいかがでしょうか(*^-^*)


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