チャーシュー麵とスカイツリー
みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡
過日。僕は仕事で都内に行った。都内自体も久しぶりなので、僕のテンションは下降気味。
「嗚呼…都内は人が多い。人の多さだけで酔ってしまう。都内の人口集中はいい加減勘弁して欲しい。今は地方の方が熱いんだ。あっ…このままの感じで市長選挙に出馬しちゃおうかな?」
なんて事を考えていると目的地に到着。さあ仕事の開始です。
あっという間に午前中の仕事を片付けると、みんなでチンラに行くことになった。
「都内ってさあ~お店は多いけど、味が濃くてネ、あまり良きお店が少なかった気がするんだ」
一番年下の若人が言った。この若人は齢26。大学時代を都内で過ごした経験を持つゆえ、一理あるかも知れないと僕は感じた。
僕自身も今まで都内に行った経験は有る。ってか、僕は品川区生まれだからネ。江戸っ子気質なんだからネ。だからポイントカードが嫌いなんだネ。
確かにお店は多いけど、チェーン店以外は古びたお店も多く、味の濃い定食や蕎麦、カツ丼などを食べた記憶が蘇ってきた。
「兎に角、近場のお店に入ろう。昼休みは1時間しかないんだョ」
僕の声掛けに、一番年下の若人が反応した。
「TAKAYUKIさん、あそこのお店に入りましょう」
若人が指さした先に、古びた一軒家が目に止まった。幟こそ立っているけど、これは微妙じゃないか。都内のお店に対して否定的だった若人が、瞬時に手の平を返すとは………これは怪しい。
「大丈夫ですよ、TAKAYUKIさん。僕のスマホによれば、☆4.2のラーメン店です。行きましょう」
僕らは暖簾をくぐった。
店内はカウンター席しかなく、僕ら4人が席に座ると満席となった。これぞ都内だ。照明もちょっと薄暗いし、クーラーこそ効いているけど、換気については微妙だ。
僕らは一番人気である、チャーシュー麵を注文した。若人が気を利かせて全員のグラスを取りに行き、お冷を注いでくれた。テーブルも椅子もメニュー表も決して清潔とは言えないけど、まあせっかくの都内だ。これも良き思い出になればいいだろう。
12分後、チャーシュー麺が到着。
「こ、これは美味そうだ。いただきまあすぅ」
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