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場末のkindle作家に聞いてみた②

みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

「嗚呼…今日はFridayぢゃないか。わーい。わーい」

いきなり目の前でパラパラを踊り出した場末のkindle作家さん。土日休みを前にして朝からテンションMaxでパラパラを踊れる40代って、果たしてどうなんだろう。

「え? 何が悪いの? 今週働いた僕の脳と身体は疲弊しているんだョ。だから2日休んでまた来週に備える。これがサラリーマンって事でしょ。え? 違うの? ちなみに本日は有休休暇を使用しております。だから3連休なんだョ。わーい。わーい」

子供のような表情で喜ぶkindle作家さん。やはり一筋縄ではいかないタイプのようだ。僕は彼のnoteを読んで感銘しここへやって来た。無礼を承知で来たけど、彼は快く応じてくれたのである。

ソファーに座った場末のkindle作家さんは、ペットボトルの特茶を一口飲んだ。

「ルービー? 飲むョ。毎日飲むョ。大好きだもん。アハハッ。さすがに空きっ腹では飲まないサ。ちゃんとアテを作ってから飲んでますからご安心を。休肝日? 知らん。そんなの知らん。ってか、さっきから君は何が聞きたいの?」

不貞腐れた顔をしながら貧乏ゆすりを始めたkindle作家さん。確か江戸っ子気質の血が流れていると記事を読んだ。噂通り気が短いようだ。見方を変えれば正直者と言えるだろう。

「あのさあ~これって、いわゆるインタビューって事でいいよネ? ってことはさあ~ギャランティも発生しますよネ? そういう考え方でよろしかったでしょうか?」

急にニヤつき出したkindle作家さん。正直、キショイと感じた。普段、あれほど接客用語に対してとやかく記事で書いているのに、自身が「よろしかったでしょうか?」という誤った接客用語を発言したことを気にも留めないし、間違えたと言う認識もないようだ。


果たしてこんな彼にkindle出版の相談をして大丈夫なのだろうか。とりあえず、kindle作家と呼び捨てにしよう。

「え? インタビューぢゃないの? ぢゃあ何なの? 押し売り? 壺を買ってくれってこと? 屋根に太陽光パネルを取り付けたいの? なんなの?」

また不貞腐れたkindle作家。メタボ腹をさすっている。喜怒哀楽が激しく話しているこちらが疲れる。気を吸い取られている気がする………。

「嗚呼…kindle出版について聞きたいのか。それを早く言ってョ。で、何を書くの? ジャンルは? もう原稿は書き上げたの?」

kindle作家の表情が一変した。急に前のめりになって僕をガン見している。

「介護について書くの? いいじゃん。2025年問題でしょ。団塊世代が75歳。後期高齢者になるから介護職員と施設が圧倒的に不足する問題でしょ。いいじゃん。まさにタイムリーじゃん!」

kindle作家がニコッと笑った。その笑顔を見て、ようやく今日ここに来たことが正しかったと思えた。

「まあ~とりあえず原稿を書きましょう。簡単じゃん。第一章は介護職員を目指すきっかけを書く。第二章は資格試験までの道のりを書く。第三章は資格取得後配属された体験記を書く。第四章に未来への想い・願いを書いて終いだョ。グリーンだョ」

大きく手を叩いた場末のkindle作家は、左の尻をわずかに上げると同時に「失礼」と言い、放屁した。僕はマジで驚いた。初対面の人を前にして放屁をする度胸というか無礼さが、僕の心に火をつけた。

「え? 週に1度会いたいって? それはごめんなさい。だって面倒くさいもん。それに原稿を書き上げるには、かなりの時間と労力が必要になるョ。毎週僕の所に来る時間があるのなら、1行でもいいから原稿を書くことだョ。もしくは他社の施設に勤務しているヘルパーさんなりケアマネに話しを聞くことだョ。取材も大事だからネ」

kindle作家が、「ひっひっひっ」と笑った。メタボ腹も一緒に笑った。

なるほど。とりあえず原稿を書こう。そして同業他社さんを取材しよう。様々な疑問・問題・提案が出てくるかも知れない。

僕はソファーから立ち上がった。

「え? もう帰っちゃうの? ゆっくりして行けば? ルービー飲む? そうか。分かりました。ご苦労さん。記事が完成したら連絡を下さい。下読みをさせて頂きますョ。ええ…これも何かのご縁ですから」

kindle作家に見送られながら玄関を出た。もう一つ楽しみにしていた野良猫たちとは会えなかった。

「常に自分との闘いだョ。常に自分に打ち勝つ事。それが出来る人だけが、kindle作家になれるんだョ」

僕はこの言葉を胸にしまった。



【了】


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