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久方ぶりにお墓参りへ行った
みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡
過日。お墓参り行った。
今年はお盆に行けなかった焦りからか、11月という中途半端な時期に行くことになってしまった。
でもサ、お墓参りにも諸説ありますよネ。
ちなみに僕のお墓参りは、命日の2週間前から命日の日の間にしか行きません。それも午前中に行きます。そうじゃないとご先祖様がお墓にいないそうなんですワ。そう僕は教わってきました。
だからこの日も僕は愛車に乗って父方のお墓参りに行った。時刻はちょうど午前9時。曇天だけど空気がピンと張っていて気持ちが良い。
そして、いつもお墓参り用のお花とお線香を購入しているお店に到着した。
だけど、お店が閉店・倒産していた。嘘でしょ。えーん。わーん。
仕方がないので少し離れた石屋に行った。
お花売り場の前に到着した僕は、愕然とした。
「た、高い………1200円もするの?」
閉店・倒産してしまったお店で購入していた時、お花は600円だった。それが石屋の場合、同じグレードにも関わらず倍の1200円。ライバル店が閉店・倒産したから値段を釣り上げたのだろう。
お線香代と合わせて1500円。ここは場末のスナックか。蛸!
石屋の主のニヤけた顔をみていると、さらに腹が立ってきた。
僕は石屋を後にすると、管理事務所の駐車場に到着した。
管理事務にて『強力チャッカマン』をお借りしてから、お墓に向かった。
「おはようございます。失礼します。通らせてください」
僕はこの言葉をかけてからお墓を行き来している。だってそうだろう。安らかに眠っておられるところに、どこの馬の骨かわからないメタボ中年男が、ガニ股で足音を立てて歩けば、そら気分を害しますよネ。
僕は水場にて手桶にお水を入れると、柄杓を持ってお墓に到着した。
横長のお墓。それはまるで液晶テレビのように横長なのです。
「おはようございます。TAKAYUKIでございます☆彡」
挨拶をした後で、ステンレス製の花立を両手に持つと、水場に移動しきれいに洗った。水が冷たい。冷たいよぅ~。
きれいになった花立にお水を入れ、購入したお花をセットした。ピンクと紫色の菊。いいじゃん。悪くなじゃん。でも1200円は高いゾ!
手桶を持つと柄杓でお水を掬い、墓石に優しくかけていく………。
「TAKAYUKIは健在でございます。ご先祖のみなさんはお元気でしょうか。お変わりないでしょうか。本日は令和6年11月23日でございます」
なんて言葉をかけながら、お水をかけていく。ゆっくりと丁寧にネ。
水鉢にも僕はお水を入れた。勿論、水鉢はきれいに掃除済みですからご安心を!
手桶のお水が空になったところで、僕は強力チャッカマンを使用し、お線香に火をつけた。あっと言う間に線香から煙が立ち上った。煙が天に向かって真っすぐに吸い込まれていく…。
線香を所定の位置においたら、合掌。
「改めましてTAKAYUKIでございます。TAKAYUKI一家はお陰様でみな元気に幸せに生きております。いつもお守り頂きありがとうございます。このあと、烏賊の天婦羅で一杯やる予定でございます。昼酒をどうぞお許し下さい。また来ます。ほいじゃ。サヨナラ~」
いつも最後はフランクと言うか、最後ぐらいタメ口で喋りたいじゃないですかあ。
目を開けると、青空が顔を出していた。これぞご先祖パワーだと僕は思うのです。
所定の位置に手桶と柄杓を置くと、手を洗った。ハンケチを忘れてうな垂れる。全く、いつもハンケチを忘れる。ちなみにハンカチが正解。ハンケチは育ちの悪い人間が用いる言葉。小さい子たちは真似しちゃダメだョ!
駐車場に向かって歩いて行く。
「すみません。通らせて下さい。お墓参り、無事に終わりました。ありがとうございました。また来ます」
管理事務で強力チャッカマンを返却すると、トイレに寄ってまた手を洗った。やはりハンドソープを使用して手を洗わないと、気分が収まらないのですョ。みなさんもそうですよネ?
愛車に乗った僕はエンジンをかけた。パワーウィンドウを下げる。頬に当たる風が気持ちいい。
法定速度を守りながら走行していく。太陽を追いかけていく。
「生きてるって、素晴らしい!!!」
そのまま僕はしばらくの間、ドライブを楽しんだ。
そして、お蕎麦屋さんに寄って、天丼大盛りを食べましたとサ。
みなさんも気が向いたら是非、お墓参りに行きましょう☆彡
【了】
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