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スーパーマーケットの駐車場にて

みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

最近と言うか、12月に突入してからか、僕が愛してやまないスーパーマーケットが賑わっている。以前までは駐車場が6割方埋まる程度だったけど、現在は駐車場が空いていないくらいの賑わいだ。僕だってとても嬉しいけど、流石に駐車場が満車になるなんてほぼ不可能だ。

だって、250台も停められるのですョ!!!

この日も僕はスーパーマーケットに行った。
「嗚呼…今日も混んでる。酢蛸と烏賊刺しを買うだけなのに………あっ、あそこが空いてる。やったね。うれぴー。わーい。わーい」
僕は出船駐車で愛車を停めた。それも真っすぐにネ!

でもスーパーマーケットの入り口から一番遠い駐車場。だけど駐車場が一望できる高台になっている。

僕はここで一計を案じた。

本当に駐車場が満車になるだけの人たちが、ちゃんとスーパーマーケットに入店しているのかを確認するのである。

3分後、駐車場に停車後、降りて来た家族4人組。するとスーパーマーケットとは逆方向に歩いて行ったのである。

「ほらあ~僕の読みが当たった。あの家族はケーキ屋さんに行くんじゃないか?」

僕の予想通り、4人組の家族はケーキ屋さんに入店した。ちなみにケーキ屋さんにも駐車場はある。ってか、ケーキ屋さんの駐車場はスカスカですけど?

僕が車内でため息をついていると、道路を挟んだ向かいにあるステーキ屋さんから、5人家族がスーパーマーケットの駐車場に向かって歩いてくる。

「ほらほらほら。確かにそこのステーキ屋さんの駐車場は10台しかないから気持ちは分かるけどネ。だけどそのまま帰ったらダメだョ。コンビニ寄っておトイレを借りたら珈琲の1杯でも購入するでしょ? スーパーマーケットだって同様だからネ。竹輪の天婦羅でも良いから買って行きなさいョ!」

僕の祈りも虚しく、この家族がスーパーマーケットに寄ることはなかった。何ならスーパーマーケットすら見なかった。馬鹿!

その後も調査を続けるも、みんなスーパーマーケット周辺のお店を利用する為に、わざわざスーパーマーケットの駐車場を利用していた事が判明した。

そこに『年の瀬』も合わさって、日々駐車場が満車になっているという結論に達した。

「ではではでは。僕はちゃんとスーパーマーケットに一直線で行きますョ」

僕は運転席からおりると、両腕を天に向かって伸ばし交差させた。そしてそのまま尻を左右に振りながら歩いて行く。ずんずん歩いて行く。あの、『デューク〇家』のように歩いていく。僕の目の前に道ができる。みんな僕を避けていく。

入店すると、今度は忍者になりきって狭いスペースを活用しながら、あっという間に買い物を済ませた。

そして出入口を通過すると、再び僕は『デューク〇家』になって愛車まで歩いて行く。途中で止まった僕は、その場でぐるぐると5回転した。目が回った。

愛車のもとへ到着した時、僕の息は乱れていた。

「まあ…これぐらいにしとかないと、通報されては本末転倒だからネ。これが僕のストレス解消法なのです!」


みなさん、スーパーマーケットの駐車場は、利用する以外の目的では使用しないでネ☆彡



【了】



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