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自分ならどう行動した!?

みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

過日。朝礼時に烏賊谷本部長がこう言った。

「急な話で恐縮なのですが、蛸岡君が昨日で退職しました。蛸岡君と連携をしていたみなさん、このあとミーティングを行います」

朝礼時、数名が会議室に入って行った。

その後、僕の周囲ではひそひそ話が続いた。

「やっぱりあの子は辞めたのネ。不愛想だったもんネ」

「蛸岡君が辞めたらヤバくない? あの部署では一番経験が長かったはず」

「ったく、今の若人は何を考えているんだ。蛸だけに串焼きにして食べちまうゾ」

正直、僕は所属している会社が異なるし、この会社には趣向の身。どこまで踏み込んで良いのか微妙だけど、一応僕も仕事上、少しは蛸岡君とやりとりがあったので、思い切って退職した理由を聞いてみた。

それは以下の通り。

事務方が書類を含めた一連の仕事が完了し、現場へバトンタッチをした。が、現場からクレームが入り、どうやらお客様が激怒しているとの事。

結果、営業および事務方の確認ミスが発覚し、お客様が希望する内容とは異なるサービスを提供してしまった。そのミスを犯した社員が数人おり、その一人が蛸岡君なのだそうだ。

その後、社長以下、関係者全員で会議室に集合。zoomミーティングが行われた。蛸岡君も社長および上長からのヒヤリングに答えた。

が、どうやら蛸岡君のミスはこれで3回目との事で、ちょっとだけ怒られたらしい。まあ今のご時世を鑑みればそこまでの𠮟責ではなかったと思うし、勿論、蛸岡君一人が悪いわけではない。関係部署の社員や上長にも責任があるわけだから。

zoomミーティング終了後、納得のいかなかった蛸岡君はトイレで一人泣いた。でも何とかその日の仕事を終えて帰宅した。

そして本日、蛸岡君は出社するやいなや、「あ、烏賊谷本部長。自分は退職します。1年6ヶ月間、お世話になりました。辞表はあとで郵送します」と言い、帰宅してしまったそうです。

うーん。


今の若人と言えば、それまでですけどネ。

まあ僕が蛸岡君の上司であれば、「悪かった。俺の確認不足だ。これ飲んで仕事に戻ろう」と、缶コーヒーを奢ってノーサイドにしていたと思います。

だって蛸岡君は25歳で、勤務歴は1年6ヶ月の一般社員。まだまだ社会人の中では『ひよこ』同然です。その彼が3回目のミスを犯したからと言って、当然彼だけの責任ではないし、何より部署内の連携、報連相が行き届いていなかったのが原因であり、各部署の上長は一体全体何をしていたのだという疑問が残ります。

それくらい流れ作業になっていたのかも知れませんし、圧倒的なコミュニケーション不足なのは否めません。だけど僕としては、やはり蛸岡君に缶コーヒーを奢ってノーサイド。このように行動していたと思います。

これ以上、蛸岡君のような若人を退職させない為にも、やはり僕たち40代以上がもっと柔軟に対応する事が、もっと、もっと、求められているのだと痛感しました。できれば30代の社員が数人いてくれると、我々世代の緩衝材になってgoodなのですが、私は出向の身。これ以上の発言は控えたいと存じます。


本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。


若人を育てる良策がございましたら、ぜひご教授くださいませ。




【了】


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