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新たに2名が入社㊗
みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡
「き、今日からよろしくお願いします」
なんと昨日、2名の若人が入社された。よいぞよいぞ。
2人とも女性で20代と30代らしい。とりあえず使用期間である2ヶ月間は頑張って欲しい。2ヶ月間で一定のスキルに到達すれば、基本給が数万円UPするらしい。うらやまぴー。逆に2ヶ月間でも6ヶ月間でも一定のスキルに到達しない場合は、現状維持だそうです。かなぴー。
先日入社した19歳の若人。おしゃれパーマなのか天パーなのか、未だに僕は勇気が無くて聞けていない。その若人も日々頑張ている。この若人は19歳にして掃除が趣味と言う一風変わった若人だ。どうやら物怖じしない性格で、分からないことはその都度聞いているそうだ。
そして定時で上がる前に、今日一日の仕事内容を上司に報告しているそうだ。
「自分の中ではあと1件できたと思います。自分の段取りミスです。今日の反省を活かして明日は頑張りマス!」
素晴らしいじゃありませんか。ちゃんと反省と明日への意気込みを語るなんてサ。逆に若人に仕事を教えている20代の社員たちが、戦々恐々としているのではと僕は感じています。
また身長160センチにも満たない彼は、兎に角、ちょこまか動く。室内履きを引きずりながら歩くその音が、なんか気になってしまうのです。そのうち勢い誤って窓ガラスにぶつかってしまのではと危惧しているところです。
なので女子2人もこのおしゃパーマなのか天パーなのか、判断しかねる19歳の若人みたいに、グイグイ質問をして早く仕事を覚えて欲しいと思った。
総務課の尻子さんが、尻で椅子を弾き飛ばしながら僕のデスクにやって来た。
「どうですぅ? 入社した2人は?」
興味津々の尻子さん。どうやら2人のことが気になって仕方がないようだ。
「どうもこうも、僕は外部の人間ですから」
すると尻子さんがメンチを切ってきた。南国に住まえる現地人がつけているような、あまーい匂いが僕の鼻腔に届いた。
「だからTAKAYUKIさんに聞いているの。もしダメならウチで引き取るから。私だって、一人で大変なんだからネ。ふんッ!」
キレた尻子さんは、デスク型のパソコンにまで尻をぶつけながら出て行った。
「彼女はどうされたのでしょうか?」
19歳の若人が聞いてきた。尻で椅子を弾き飛ばし、ノートパソコンにまで尻をぶつける尻子さんが不思議でたまらないのだ。
「彼女はスペシャルな人だから、勘弁してやってくれョ」
「それは構いませんけど………」
若人が絶句している。これはチャンスだ。おしゃれパーマか天パーなのかを聞くチャンスじゃないか。これを聞けば僕もぐっすり眠れるはずだ。
「君、その………頭なんだけどさ、ズバリ………」
「えっ…頭になんかついてますか?」
すると若人は両手を使って頭を掻き出した。それも物凄い速さで両手を動かすので、僕は若人がお猿さんに見えてきた。僕は心の中で思う。
「ちょっと…やめてくれる? 顔が真っ赤じゃないか。どこまで掻くんだョ。ごめん。僕が悪かった。何もついてないョ。もういい。もうやめなさい。洟も垂れてるじゃないか………」
僕は席を立つと若人を止めた。そしてデスクに戻るよう伝えた。
このあと、僕は何度も思い出し笑いをすることになったとサ。
【了】
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