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エッセイには何でも書いていいの?

みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

過日。表題の質問が場末のkindle作家のもとに届いた。

「ははあーん。なるへそ。結論から言えばYESだネ」

エッセイの定義は、あるにはあります。僕も定義に則って書いてきました。だけどサ、定義に則って、従って書いたエッセイってのはサ、正直面白くないんだよネ。理路整然と書かれた文章は正直読んでいて疲れるし、何より途中で何を言いたいのか、ある程度オチが分かってしまうからです。

まあ文学賞に応募して受賞を目指すのであれば、それこそエッセイの定義に則る必要はあります。だけど趣味で文章を書いている人や、自分だけの文体を極めたいという人であれば、定義なんぞ無視して構いません。むしろ定義を無視したところから、本当のエッセイと向き合う事になるでしょう。

「つまり君は頓珍漢な言葉や比喩を使ってエッセイを書いているとでも言うのか。もしそうだとしたら、世も末だね。場末のkindle作家もいよいよってことでいいよネ?」

なんてマウントを取ってくる輩の言葉が、僕の耳に届きました。

自分の思いを文章で表現するには至極当然、文章を書かなくてはなりません。だけど僕らの時代は文章を書くという授業は皆無でした。それこそ文学部に入学してからようやっと文章を書き始めたものです。それに沢山の本を読むには図書館に行かなくてはならず、文章を書いて学ぶという環境は劣悪だったのですョ。

だけど今の若人たちは小学生にしてスマートフォンを所持している時代。どこでも文章を読んだり書いたりする事ができる最適な環境下にあるのです。
裏を返せば今の若人の方が、文章に対する抵抗が少ないのです。これは大きなハンディキャップであることに気づかなくてはなりません。

なのでエッセイに限らず小説でも同様、何でも書いていいのです。自分の思いを全て文章に託すのです。だけどその為には基礎体力がなければ、自分の思いを文章に託すことはできません。

つまり何でも書いていいと言うのは、ある程度の経験値が無いと書けないという証左でもあるのですョ。

まずは自分の書きたいように書いてみましょう。すると自分の書いた文章に辟易とするはずです。

「マジで………本当に俺が書いた文章なのか。やばい。もう街を歩けない」

だけどここがスタートラインなのです。以降、反省・修正を繰り返し、諦めずにトライしていくことで、確実に文章力は向上していきます。そうなれば街だって闊歩することができるでしょう。だけど態度には気をつけてネ。

それを半年、一年と継続していると、「嗚呼…このままではダメだ。もっと良き文章を書きたい。誰にも真似できない比喩を書きたい。ええいッ。やったろか知らん!」ってスイッチが入るのです。

そこでようやっと自由に何でも書いてやろうという境地に達するのであります。

ってな訳で、エッセイには何でも書いて構いません。エッセイの定義を読んでみて、自分には理解できない、型にはまるのは嫌だ、自分のスタイルで邁進していくという結論に達したのであれば、どうぞ我が道を進んで頂きたいと存じます。

僕も我が道を進むタイプですし、何より自分の思い描いている世界観は、誰にも奪えませんから。どうかご安心ください。


本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。


毎日暑いです。無理せずボチボチ行きましょう☆彡



【了】



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