忘れられないある日のあじフライ

ある日のことです。久しぶりに友達と共に大阪に買い物に来た私は、お昼ご飯を食べようと、北浜にある定食屋に入りました。席に着いて「さぁ〜何を食べようかな〜😊」とメニューを観ていた、その時です。ガラッと扉を開き入って来た同僚風のサラリーマン2人が、私達の隣のテーブルに座りました。そして「さぁて、ランチは何にしよかいなっと」言いました。私は、隣で「何がランチじゃ。まかない、みたいな顔してからに」と心の中で、つぶやきました。アッ!ダメですよ🙅‍♂️
見た目のことを言わないように。そして2人のサラリーマンは、「決まった!わし、あじフライ定食にするわ」「ほな、俺もそれにするわ」と言い、あじフライ定食を注文しました。そして、あじフライ定食が2人の前に運ばれてきました。
「ソース取ってくれるか?」と1人のサラリーマンがもう1人のサラリーマンに言いました。
すると、どうでしょう。言われたサラリーマンは、「えっ?お前、あじフライにソースかけて食べるのか?あじフライは醤油やろ」
「あじフライは、フライなんやから、ソースやろ」「あじフライは、魚なんやから醤油やろ」
と本気のトーンの言い争いが始まりました。
すると、どうでしょう。ソース派のサラリーマンが私に向かって「あんたは、あじフライに何かける?」と、突然私に無茶ブリをしてきました。
「私ですか?!」  「私は…」

どちらの味方にもなってはいけないと思い、
「ポン酢です」と咄嗟に気を効かせて言いました。すると、そのサラリーマンは、
「ポン酢?!」と少しキレ気味で私に言いました。私は、危険を察知し、私の前にいた友達に
「あんたは、何かける?」と友達にダブル無茶ブリをしました。ずっと下を向いていた友達は、
「えっ!私?私は…何もかけないよ」
ズルいよ〜何かかける前提でしょ。
そうこうしているうちに、2人のサラリーマンは、
あじフライに何かけるか論争にヒートアップしており、ソース派のサラリーマンが
「お前みたいな奴と仕事してられるか❗️」
と言って店を出て行ってしまいました。
私は笑いを堪えるのに必死でした。
流石、大阪は来ると絶対、面白い人いるよね🤣





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