「前立腺がん」高リスク判定 どうなる自分?【その七】
少しお金の話をしよう。ダヴィンチ手術の費用は?保険金は?
仕事にも無事に復帰した。仕事のルーティーンの徹夜も数回できた。少し疲れたけど何とか熟せた。だいぶポンコツな話だけど、生前給付金のことしか頭になくて、健康保険の手続きをすっかり忘れていた。
自分の健康保険と生命保険はこうだ!
私は、特別ながん保険などには入ってなくて、生命保険の特約に「初めてがんと診断された時は300万円の生前給付金」とあるだけ。約款には「上皮内がん、皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がんはお支払い対象となりません」とあるのだが、自分のがんはどうなるのか?診断書では「上皮内癌」ではなく「浸潤がん」に印がつけられていた。
それでは保険金の支払いは?
健康保険の手続きは生前給付金に気を取られ、すっかり忘れていた。1週間遅れで、病院に診断書を申請した。健康保険は、入院すると1日1万円、その他に手術の内容で1万円の10倍、20倍、40倍となっていた。ダヴィンチ手術は「ロボット支援腹腔鏡下前立腺摘出」で40倍となっていた。結果50万円ほどが支払われた。
驚いたのは、その早さだった。生前給付金も保険金も申請してから5営業日ほどで支払われた。もう少し時間がかかると思っていたので、かなり驚いた。
「高現給」って何?
ダヴィンチ手術の費用は30万円ほどだったが、自分が支払ったのは3割負担で10万円ほどだった。領収書には「高現給」と書いてあった。これは「高額療養費現物給付」の略らしい。自己負担が一定の限度額を超えた場合に、超えた分を公的に負担してくれる仕組みだそうだ。手術や入院には、この支払で済んだが、入院までの間に複数回の検査の費用で、月をまたいでかなりの出費があった。その費用は、どうなるのだろう。
そのお話は次回にしよう。もう少し調べてからお話します。(続く)